福島第一原子力発電所4号機の「燃料取り出し用カバー」の設置工事が完了

2013年12月27日
株式会社竹中工務店

福島第一原子力発電所4号機で、燃料集合体の取り出しを目的に、2011年6月より竹中工務店JVで進められていた「燃料取り出し用カバー※1」の設置工事が完了し、11月18日より燃料棒の取り出し作業が開始されました。

「燃料取り出し用カバー」の設置に当たっては、燃料取り出し用カバーが原子炉建屋に影響を及ぼさないように計画し、使用済燃料を安全に搬出するための天井クレーンを支持する構造となっています。施工にあたっては、建設部材のユニット化を図ることで作業工数を削減し、現地での作業は鉄骨内部の遮蔽された空間で行い、作業員の被ばく線量の低減に努めました。

  • ※1鉄骨の柱と梁を組み立て、金属製の断熱パネルで表面を覆った構造物。
4号機燃料取り出しカバー外観1

4号機燃料取り出しカバー外観1※2

4号機燃料取り出しカバー外観2

4号機燃料取り出しカバー外観2※2