当社施工のミラノ万博日本館が「パビリオンプライズ」で金賞を受賞~「木」を題材に日本の伝統建築を再現~
2015年12月17日
株式会社竹中工務店
竹中工務店(社長:宮下正裕)がイタリア・ミラノで開催された国際博覧会で施工したミラノ万博日本館が、このたび「パビリオンプライズ※」の「展示デザイン」部門で金賞を受賞しました。
日本館の壁面には、日本の伝統的な建築技術と先端技術が融合した「立体木格子」が採用されています。この特徴的な外装は、数々のパビリオンが並ぶ万博会場においても日本館のシンボルとして際立ち、現地の報道でも「繊細さと緻密さがとても日本的」と好評を博しました。
立体木格子施工にあたっては、構造上ユニット化が困難なこともあり、工期と品質管理に十分な配慮を行いました。また、立体木格子と同様に、施工に細心の注意が求められた貴賓室では、日本とイタリアの大工の協業により高品質で躍動感のある装飾壁を完成することができました。
半年間の会期中の日本館への総来場者数は228万人に上り、登録博覧会(5年ごとに行われる大規模の万博)日本館として初めて「パビリオンプライズ」で金賞を受賞する快挙を達成しています。
- ※「パビリオンプライズ」とは
博覧会事務局が主催する褒賞制度。ミラノ万博では出展面積の大きさに応じ3つのカテゴリー(2,000m2超の自己建築型パビリオン、2,000m2以下の自己建築型パビリオン、クラスター)に分けられ、各カテゴリーに「展示デザイン」「テーマ」「建築・景観」の3部門が設けられ、優れた外国パビリオンに対して金・銀・銅賞が授与されました。日本館は2,0002超の自己建築型パビリオンの展示デザイン部門で金賞を受賞しました。
「ミラノ万博日本館」建築概要
建築地 | イタリア共和国 ミラノ県ロー市 |
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建築主 | 日本貿易振興機構(ジェトロ) |
設計 | 石本建築事務所 |
施工 | 竹中工務店 |
工期 | 2014年7月1日~2015年4月30日 |
建築面積 | 2,376m2 |
延床面積 | 4,390m2 |