数字で知る竹中工務店
創業以来、棟梁精神を貫く
1610年、創業者・竹中藤兵衛正高は尾張・織田家の普請奉行から転じ、神社仏閣の造営を主業とする工匠の道に入りました。当社が生み出した「工務店」という名前は、設計と施工とを一貫して請け負うことこそが建築の本来の姿であるという信念を「工務」とし、お客様への奉仕を第一義とすることを示す名として「店」を組み合わせることにより確固たる意思を表明したものです。
以来、私たちは竹中工務店としてお客様の想いを第一に考え、かたちにすることに絶え間ない努力を重ねてきました。
餅は餅屋。設計と施工をそれぞれ別の会社に頼んだ方が、いい建物ができるのではないか。そういった考え方もあるなか、多くのお客様に設計と施工の両方をご依頼いただけることは、設計施工一貫方式にこだわる当社にとって大きな喜びであり、そのメリットをお客様にご提供したいと考えています。
お客様にとっての設計施工一貫方式の主なメリット
- 万が一、設計もしくは施工に起因する品質などの問題が発生した場合、責任の所在が明らかである
- 設計に保有技術や施工ノウハウを反映することで、より合理的な建築が可能となるほか、プロジェクト期間の短縮も期待できる
- 2023年実績(受注高ベース)
作品主義や設計施工一貫方式を貫くためには、社内に設計に携わる人材が必要なことは言うまでもありません。一級建築士だけでなく、当社の構造設計一級建築士(2024年1月現在在籍数218名)、設備設計一級建築士(2024年1月現在在籍数82名)の資格保有者数は業界でもトップクラスです。会社としても、一級建築士をはじめとする国家・民間資格の取得を、社内講習会などを通じて後押ししています。
- 2024年1月現在在籍数
BCS賞※1
設計122件、施工237件※2
BELCA賞※1
設計39件※3、施工78件
選考委員の現地調査に基づいて国内の優秀な建築作品を表彰するBCS賞および、長期にわたって適切な維持保全を実施したり、優れた改修を実施した既存の建築物のうち、特に優秀なものを選び、その関係者を表彰するBELCA賞の受賞件数はいずれも、業界でトップクラスです。このほか日本建築学会作品選集(2023年までの累積)、空気調和・衛生工学会の表彰制度(2023年度までの累計で技術賞36件、振興賞50件。いずれも施工のみのものを除く)などの受賞数も業界でトップクラスです。
- 2023年度までの累計
- JVサブ含む
- 設計施工及び設計受賞累計数
2025年に大阪で、55年ぶりとなる万国博覧会が開催されることになりました。本社を大阪に構える企業として、2017年10月に万博推進室を設置して誘致活動に積極的にかかわってきました。1970年の大阪万博で設置された118のパビリオンのうち、23に関わった実績を生かすなど、これからも博覧会をサポートしていきます。