環境戦略2050
リジェネラティブでウェルビーイングな未来を目指して
1971年に「設計に緑を」という言葉で始まった竹中工務店の地球環境への取り組みは、2004年にお客様とともに環境と調和する空間創造を目指した「サステナブル・ワークス」に発展してきました。
サステナブル(持続可能性)という活動は、地球への環境負荷をスローダウンさせていくネガティブな影響を減らす活動でしたが、気候変動・自然災害など地球環境は人々の予測を超えるスピードで変化を続けており、地球の限界(Planetary Boundaries)を超えるような時代に入りつつあります。この劇的な変化に対応していくためには、人・組織・社会システムなどあらゆる領域でポジティブな影響を生み出していく 『リジェネラティブ(再活性)』な考え方や姿勢を持ち続ける必要があります。地球をより健全で豊かな状態で未来の世代に引き継いでいくためには、一人ひとりのポジティブな活動が、地球環境と社会課題の解決につながっていきます。
2015 年のパリ協定、SDGs などの国際社会の地球環境への取組みの高まりを受けて、2019 年に当社単体のCO₂削減長期目標を設定、2021 年に再度見直しを図り、2050 年に排出量実質ゼロとすることを宣言、特に2030 年までのCO₂ 削減の具体的な道筋を示しています。
竹中グループは、ステークホルダーと共に、脱炭素、資源循環、自然共生を調和させ、地球の恵みを回復・再生し、創造性豊かに暮らす社会を創る取り組み「リジェネラティブ・ワークス®」を進め、ウェルビーイングな未来を目指します。

建設から運用・解体まで総合的な環境ソリューションの展開
竹中グループは、リジェネラティブ・ワークス®を加速させるためには、建物をライフサイクル全体で捉えることが大切であると考えます。計画・建設時だけではなく、資材の選定や製造時、省エネ・再エネを図る建物の運用時、解体や廃棄などにおいて、建物に関わるステークホルダーの皆様と協調を図りながら、様々な環境への取り組みを積極的に推進していきます。

2050年に向けたロードマップとKPI
2050 年に目指す社会の姿を実現する長期ロードマップを、3つの領域ごとに示します。新たな社会システムや技術革新が必要となると同時に、普及展開していくことが必要であると考えています。

情報開示への取り組み
当グループの環境への取り組みの見える化を進め、情報開示につとめています。

環境戦略2050の詳細
脱炭素、資源循環、自然共生の3つの視点で、それぞれの目標と戦略を解説しています。