2017年度
子どもたちの考える「未来の七郷まちづくり」に協力
2017.02.07
地域社会
当社は、日本ユニセフ協会から委託を受け、山形大学と協働で被災地の子どもたちの成長支援を通じた復興カリキュラム「子どもと築く復興まちづくり」を実施しています。プログラムの一つである「復興・まちづくり学習」は、宮城県仙台市立七郷小学校6年生を対象として今年度で5回目となりました。147人の児童が、自分たちが大人になる10年後のまちを計画する総合的な学習の時間「未来の七郷まちづくり」を先生方や学生の方々と協力して行いました。
子どもたちは2つのグループに分かれ、みんなが笑顔で、緑も多く建物も環境にやさしいまちを目指した「スマイルグリーンシティ」、震災で深まったつながりを強くし、子どもからお年寄りまで楽しく暮らせるまちを目指す「つながる七郷ハッピータウン」というテーマのもと、それぞれがまちづくりに必要な、「ユニバーサルデザイン」、「サスティナブルデザイン」、「セーフティデザイン」の3つの視点を取り入れ、まちのあるべき姿を模型「未来の七郷」として作り上げました。
2017年2月7日には、保護者や地元関係者の方々向けに発表会が行われ、子どもたちは自分たちのまちをプレゼンテーションしました。多くの世代の人たちがふれあうコミュニティセンター、災害の教訓を忘れさせない記念館など、建物一つ、まちの機能一つとっても、プロ顔負けのアイディアであふれていました。最後に山形大学の佐藤教授から「これから先もいろいろな人との“つながり”を大切にしてください」、学年主任の木村先生からは「“コミュニティデザイン”も取り入れてほしいと思っていたが、何も言わなくても意識してくれていて嬉しかった」と、まちづくり学習を通し成長した子どもたちに言葉をかけられました。