2017年度
ステークホルダーの方々との対話
「健康長寿社会とまちづくり」をテーマとしたステークホルダー・コミュニケーション(第9回)
2017.07.07
その他
当社は国立大学法人千葉大学予防医学センターと共同で、超高齢社会や社会保障費増大などの社会的課題の解決につながる健康長寿社会を実現するために、都市や建物が果たすことができる役割や未来の健康都市のあり方をディスカッションする「ステークホルダー・コミュニケーション」を行っています。
第9回目は、リソルホールディングス株式会社 事業企画部の湯田幸樹常務執行役員部長・中村治氏と、千葉大学コミュニティ・イノベーションオフィスの田島翔太特任助教のお三方を招き、長柄町にあるリソル生命の森にて、千葉大学予防医学センターの花里真道准教授をファシリテーターとして、 「CCRC事業の考え方や事業展開の方向性と課題、大学と企業の連携可能性について」をテーマとして意見交換を行いました。
まずはじめに中村氏より、CCRC事業先進施設ともいえるリソル生命の森にて、リゾート・スポーツ施設等アクティブな生活を提供している各施設をご案内頂きました。つづいて、田島特任助教から、「COC+による地方創生と大学連携型CCRC事業」についてご説明頂き、COC+における千葉大学の連携事例・COC+を通じた新規産業創出の可能性とその方向性・長柄町,リソル生命の森における大学連携型CCRC事業のハード,ソフト面からみた整備事例など、最新の研究・活動内容を参加者で共有しました。その後、参加者から有識者のお三方への様々な質疑やディスカッションを行いました。「『多世代との共生』を目指すためにも、『学ぶことの満足』『楽しむことの豊かさ』を追求しながら、交流を促進させていく事が重要」「住んでいる方々が『健康を保ち、いきいきと楽しむ毎日』を過ごしてもらうべく、介護分野にも力を入れる点が今後の課題」などといった議論がなされました。
他にも健康につながる重要な考え方・示唆をいただき、有意義なセッションとなりました。
また同日は千葉県の長柄町役場にも訪ね、 「高齢化等に伴う健康に関わる地域の課題、産業や医療他に関する地域課題や地域創生・まちづくりの課題について」をテーマとして意見交換を行いました。
今後も、医学系をはじめとし、まちや地域で活動されている様々な専門家の方々とのコミュニケーションを通じて、健康長寿社会を実現するまちづくりについて議論を深めていきます。