2017年度

石巻新門脇地区の復興住宅で住民向けワークショップを開催しました

2017.12.28

地域社会

12月3日に石巻市新門脇地区の門脇西復興住宅で、各地で復興支援事業を実施してきた「花と緑の力で3.11プロジェクトみやぎ委員会」と協力し、園芸家の金子明人先生を講師に迎え、クリスマスローズの育て方・寄せ植え体験を開催しました。参加者は会場となった団地の住民だけでなく門脇町内からも集まり、30名を超えました。

新門脇地区では、石巻市による復興土地区画整理事業が進められており、当社が山形大学と協働で取り組んだ「復興まちづくり学習」での地元中学生の意見を反映した3つの公園が計画されています。会場の隣の西公園は8月に完成し、年明けには残る2つの公園が完成予定です。公園には花壇が整備され、今後、住民の方々が季節ごとに花を植え替えるなど、公園に愛着を持ってもらうため、団地の会長とも話し合い、今回の鉢植えを学ぶ機会を設けました。

はじめに、金子先生がワークショップの内容をユーモアあふれる口調で話し、みなさんも笑みをこぼしつつ真剣に耳を傾けていました。全体の色彩に影響する苗選び、順調に育てるための苗植えなど、一喜一憂しながら鉢植えを楽しみました。
被災地でのインフラ、住宅などの復興は進みましたが、新たなまちのコミュニティの再生はこれからです。当社は公園が地域コミュニティの核として活用され、まちづくりにつながっていくよう、今後も支援を続けていきます。

金子先生によるワークショップの説明

金子先生によるワークショップの説明

寄せ植えをする住民の方々

寄せ植えをする住民の方々