2018年度
「健康長寿社会とまちづくり」をテーマとしたステークホルダー・コミュニケーション(第10回)
2018.01.16
その他
当社は国立大学法人千葉大学予防医学センターと共同で、超高齢社会や社会保障費増大などの社会的課題の解決につながる健康長寿社会を実現するために、都市や建物が果たすことができる役割や未来の健康都市のあり方をディスカッションする「ステークホルダー・コミュニケーション」を行っています。
第10回目は、株式会社タニタヘルスリンク取締役の土志田敬祐氏を招き、2018年1月16日、東京本店にて、千葉大学予防医学センターの花里真道准教授をファシリテーターとして、「まちの課題解決に向けた健康増進施策の実践と健康長寿社会の実現について」をテーマとして意見交換を行いました。
当日は、土志田氏より「『タニタの健康まちづくりの取り組み』について」と題してご講演いただき、 「タニタ健康プログラム」の実施概要や2016年に策定した「健康企業宣言」の取り組み・健康まちづくりに関する具体的事例など、株式会社タニタの活動内容を参加者で共有しました。
また後半では、参加者から土志田氏への様々な質疑やディスカッションを行いました。「まちづくりにおいては、インフルエンサーが核となるコミュニティ形成がポイントとなる」「多種多様なまちに対してそれぞれまちづくりを提言するために、その土地の特徴・特性を把握することが求められる」「『はかる』・わかる・気づく・かわる という、定量的な成果物が明確となるPDCAサイクルを回すことが重要」などといった議論がなされました。
他にも健康長寿社会を実現するまちづくりにつながる重要な考え方・示唆をいただき、有意義なセッションとなりました。
今後も、まちや地域で活動されている様々な専門家・有識者の方々とのコミュニケーションを通じて、健康長寿社会を実現するまちづくりについて議論を深めていきます。