活動情報詳細
2019年度 環境・社会貢献賞表彰を実施しました
毎年6月に「竹中グループ環境月間」の活動の一環として「環境・社会貢献賞」表彰を実施しています。
2019年度は、「環境貢献賞 プロジェクト部門」「環境貢献賞 業務改善部門」「社会貢献賞」の3部門の合計で20件を表彰しました。
その中から一部の活動内容をご紹介します。
環境貢献賞プロジェクト部門 優秀賞
「都心部防火地域におけるCLT中層耐火オフィス」竹中工務店
兵庫県内のテナントオフィスビルで、防火地域において、CLTをあらわし利用した日本初の耐火建築物。森林サイクルを健全に維持するための木材消費の重要性が環境保全の観点から高まってきている中、建物自体が木材消費を促進する汎用性の高い建築を目指した。本計画で開発した「CLT+鉄骨ハイブリッド構造」は、多様な用途・規模の耐火建築物にも適用することが可能であり、都心部への木質建築の機運向上の契機となることが期待される。
環境貢献賞プロジェクト部門
「全国初のI.SEMと直流給電を組合せたシステム実現」竹中工務店
当社独自技術であるI.SEM®(I. Smart Energy Management)を主軸とし、VPP対応、多種電源による72時間BCP対応、次世代直流給電システム等により、事業継続性と省CO2の両立を実現する計画が評価され、国交省サステナブル建築物等先導事業の採択を受けた。
環境貢献賞業務改善部門 優秀賞
「建設汚泥の場内中間処理の継続的な実施と展開」竹中工務店
地盤改良工事および杭工事で発生する汚泥は、廃棄物として場外の処分場に搬出するが、近年、汚泥処理場の受入が困難となりつつある。処理機本体を作業所内に設置して、場内で汚泥の中間処理を実施。その処理土を埋戻しに使用することを多数の作業所で展開し、長期にわたり建設汚泥の場外処理低減に寄与した。2018年に3R推進協議会 国土交通大臣賞を受賞。
環境貢献賞業務改善部門
「既存躯体を利用した地下工事の合理化」竹中工務店
都心での物件は、解体工事を伴う建替え工事が多く、いかに地下の解体および新築の構築工法を合理的に計画するかが、工期や周辺環境への影響を大きく左右する。本計画は設計と協業し、複数棟の既存地下外壁を極力壊さず山留として有効利用することで、工期短縮や周辺環境への影響低減に大きく貢献した。
環境貢献賞業務改善部門
「地盤改良工事により発生する排泥の有効利用」竹中土木
液状化対策工として深層混合処理工および高圧噴射攪拌杭工を行うにあたり、着工前にすでに排土の指定処分先が満杯となっていたため、対策を提案し、施工に伴って発生する深層混合処理排土(約34,000m3)と高圧噴射攪拌杭工排泥(約17,000m3)を、指定盛土材(除塩土)と固化改良材と混合攪拌し、河川護岸築堤および道路路体盛土材として現地で再利用した。
社会貢献賞 優秀賞
「被災写真の洗浄ボランティア」アサヒファシリティズ
2018年7月の豪雨災害により、甚大な浸水被害で被災した家族写真等を洗浄するボランティアを妻と共に行った。2018年8月から2019年1月にかけて、個人的にお預かりした10件、約5千枚の写真の洗浄やデータ修復を行い、被災者の方々の大切な思い出を取り戻すお手伝いを行った。
社会貢献賞
「自然環境保全のためのダム製作活動」竹中工務店
「Check Dam」という、森の中の小川にて石造りのダムを製作する活動をタイ竹中のCSR活動の一環として実施した。当該活動は、土壌の乾燥を防ぐことにより、豊かな自然を維持していくことを目的としたもので、タイ王国プミポン前国王によって提唱されたものであることから、タイにおける最も有名な環境保全活動の一つである。