活動情報詳細

2021.12.06 地域社会

「聴竹居」に関する有識者ダイアログを開催しました

2021年12月6日に、京都府大山崎町の「聴竹居」で、今後の活用等について、ダイアログを開催しました。「聴竹居」は、当社設計組織に在籍していた藤井厚二が建てた自邸で、昭和初期を代表する木造モダニズム建築です。2016年に当社が取得し、翌年に国の重要文化財に指定され、地元住民で構成される「一般社団法人聴竹居倶楽部」とともに行う保存公開活動は、メセナアワード2019で「メセナ大賞」を受賞しました。
ダイアログには、メセナ活動の第一人者である公益財団法人静岡県文化財団副理事長の加藤種男氏、地元住民を代表して聴竹居倶楽部前事務局長の田邊均氏、同倶楽部代表理事である当社社員が参加し、様々な機関と社会課題解決のプロジェクトに取り組まれている大阪大学21世紀懐徳堂准教授の木ノ下智恵子氏の司会で進められました。

参加者からは、「聴竹居」は住宅という地元住民にとって身近な存在で誰もが参加しやすく、従来のメセナ活動とは異なり当社の事業にも直結しているので、これからのCSR活動の新しい形になるのではというご意見がありました。
また、「近隣にはそれぞれに興味深いバックグラウンドを持つ歴史的遺産が点在しており、それらを背景とした新しい創造的な企画を試みては」というご意見もいただきました。

今回のダイアログのご意見も踏まえ、聴竹居が長く地域に愛される建物として存続していけるよう、これからも地元住民の方々とともに取り組んでまいります。

「聴竹居」でダイアログ実施
「聴竹居」でダイアログ実施
「聴竹居」を見学する参加者
「聴竹居」を見学する参加者