活動情報詳細

2022.12.14 地域社会

新規事業で培った経験を共有し、高校生にビジネスプランの研究活動機会を提供

東京都千代田区九段北の三輪田学園高等学校から、高校2年生を対象としたCSV(共通価値の創造)経営戦略ゼミの実施依頼があり、学校から徒歩10分に位置し、当社が、東急株式会社、東邦レオ株式会社と共同でマスターリースしている国の登録有形文化財『九段ハウス(旧山口萬吉邸)』を舞台に、生徒がビジネスプランを考案し発表する研究活動が行われ、九段ハウスの運営を担う株式会社NI-WAと共同して、研究活動への協力を行いました。
九段ハウスでの研究活動は、2022年11月~12月の3日間に亘り、開催されました。
1日目は参加した約20名の生徒に対して建物の見学会を開催し、九段ハウスが保存活用に至った経緯、当社の新規事業「レガシー活用事業」としての取組み、事業化に至ったポイント、現在の活用状況などのレクチャーを行いました。
2日目は、生徒がグループを組み、自由にアイデアを出し合い、CSVをテーマに九段ハウスの活用方法や新規事業(ビジネスプラン)を考えるワークショップが開催されました。
3日目の最終日は生徒5チームから自分たちで考えたビジネスプランを発表してもらい、九段ハウスのオーナーも交えて審査・表彰を行いました。
生徒たちには、社会性と利益を両立させるCSV経営の難しさを理解してもらいながらも、同じグループのメンバーと思いを共有してプランを作り上げること、自分たちの思いを相手に伝えること、他のグループのプランを評価することを通して、多くの学びと気づきを得てもらい、自らの成長を実感してもらえました。
これからも当社は、事業活動で培った経験を共有するなど、次世代を担う人材の育成に貢献する取り組みに努めてまいります。

ビジネスプランを発表する生徒たち
ビジネスプランを発表する生徒たち