サステナブル社会実現へ向けてのダイアログ
ステークホルダーとの対話
CSRビジョンを実現するため、ステークホルダーを「地球環境」、「地域社会」、「お客様」、そして従業員や協⼒会社を含めた「ともに働く仲間たち」と位置づけています。
わたしたちは、様々なステークホルダーと対話を重ねながら、課題を汲み取り、活動計画を検討・実施していくサイクルを推進することで、「想いをかたちに 未来へつなぐ」CSRビジョンを実現してまいります。
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2023年度
第3回「竹中生物多様性シンポジウム」を開催
2023年6⽉19⽇開催2023年6月19日(月)に「第3回竹中生物多様性シンポジウム」を竹中研修所(清和台の森)と全国の事業所をオンラインで結んで開催しました。
清和台の森は、2017年より、森づくり活動の拠点となるフィールドセンターや自然観察路の整備に着手し、2018年より「体験型森づくり研修」を始め、昨年迄で約200名の役員・従業員が受講し、今年度からは対象をグループに拡大しています。自然共生の「実証実験の研究開発の場」として、お客様を含むステークホールダーとの生物多様性に関わる社会課題解決への活用が期待されています。<プログラム及び登壇者>
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①基調講演(WWFジャパン 自然保護室長 山岸 尚之氏)
「生物多様性の減少をくい止め、増やしていくために」 -
②生物多様性向上プロジェクトの取り組み報告・討議
「茨木市新市民会館」 (大阪本店設計部:市川さん)
「立命館アジア太平洋大学」(大阪本店設計部:永井さん) - ③「生物多様性ナビゲーションシート」の紹介(設計本部:向山さん)
<現地参加者>
木造・木質建築推進本部長:石川さん、経営企画室CSR推進部長:林さん
(森づくり研修受講生)開発計画本部:鈴木さん、FM本部:藤原さん<オンライン受講者>
竹中グループ9社 390名
木材ストックヤード前での現地参加者集合写真(左から)
永井さん、鈴木さん、市川さん、石川さん、藤原さん、向山さん、
山岸さん、林さん、加藤さん(事務局)清和台レインスケープ(雨庭)前にて現地説明
基調講演では、生物多様性の保全と回復に向けた目標設定への国際合意、国内の企業に対する情報開示義務化の流れが説明されました。脱炭素と同様に、自社の操業範囲に加え、上流・下流のバリューチェーン全体での取り組みが必要なことが示され、着実な取り組みの必要性を再認識しました。
「茨木市新市民会館」の発表では、グレーインフラ(コンクリート等)により整備されたまちの中心部が次第ににぎわいを失いつつある今、近くの里山の植生を移植するなどのグリーンインフラの活用により、人間と生き物を再び呼び戻し、笑顔あふれるまちへの再生を目指した活動が紹介されました。
山岸さんからは、建物を建てる発想からまちの再生へ拡げた提案はユニークですばらしい、とコメントを頂きました。
「立命館アジア太平洋大学」の発表では、地元九州産木材を使用した準耐火木造 (燃えしろ設計)の生きた教材としての学校建築が紹介されました。山岸さんからは、木材のFSC認証を通じた森と生物多様性の保全活動に対し、称賛の言葉を頂きました。
「生物多様性ナビゲーションシート」の説明では、今後予想されるお客さまからのソリューションのご要望へお応えするツールが紹介されました。
竹中グループは、「まちづくり総合エンジニアリング企業」として、生物多様性の保全と回復に関する質の高い提案を行い、お客様の「想いをかたちに」し、未来の持続可能な社会を実現することを目指していきます。(左から)山岸さん、林さん、向山さん、藤原さん
(左から)鈴木さん、石川さん、市川さん、永井さん
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①基調講演(WWFジャパン 自然保護室長 山岸 尚之氏)
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2022年度
人権尊重に関する活動レビューを実施しました
2022年12⽉16⽇開催2018年9月に、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づき、当社の「企業理念」及び「企業行動規範」に従って人権方針を定め、事業活動において人権尊重に向けた取り組みを推進しています。
人権デュー・ディリジェンスについては、人権方針を制定した2018年に、有識者の助言等も踏まえ、リスクの特定・評価を行い、5つの特定リスク課題に取り組んできました。実施した活動については、毎年、有識者を招きレビューを行い、翌年以降の取り組みに反映しています。
2022年も引き続き、(一社)サステナビリティ経営研究所の冨田秀実代表理事をお招きし、活動レビューを開催しました。冨田氏からは、全体を通じて例年着実に実施している中で、今後の取り組みについて、目指す姿を明確にし、業務目標に結び付けていく施策が求められていることを示唆いただきました。また、取組みをさらに情報公開していくと良いなど、総評をいただきました。
「長時間労働」では、全体として総労働時間は減少傾向にあるが、個々で過度な状態に達していないことが重要、また、作業所の労働時間については計画通り着実に実施されているが、作業所閉所が時間外労働の削減にどの程度貢献しているか検証するとよいとの助言をいただきました。
「ハラスメント」では、職場環境調査の実施は、全体像と詳細情報の把握に有効な取組みであること、普段の施策の有効性が掴めるとさらによいとの示唆をいただきました。
「海外調達」に関しては、海外調達先に対する取組みとして、これまでのヒアリング調査から一歩進め、韓国の鉄骨加工工場で就労者の人権尊重状況などを現地で確認しました。有識者から着実に取り組みが進められていると評価されるとともに、さらなるトレーサビリティの拡大が期待されること、「外国人労働者」に関しては、経年の取組みによる改善状況を見える化できるとよいとのお話しを受けました。
今回、現状取り組んでいる特定リスク課題に加え、海外の開発事業についてリスク評価を行ったことについては、当社にとって重要なステップになったと評価をいただきました。有識者ダイアログを実施
2022年6⽉27⽇開催2022年6月27日(月)に一橋大学大学院の名和高司教授をお迎えし、担当役員と経営企画室との間で「有識者ダイアログ」を実施しました。
今年は、「サステナブル社会に向けた2020-2022年活動計画」の最終年となり、従来の重要課題(マテリアリティ)の見直しを行います。
今回からは、直近の3ヵ年の事業計画・目標設定の枠を改め、社会・環境課題を中期・長期の視点で捉え直すこととし、新たにグループ・グローバルの視点を盛り込み、社内の参加部門も従来の10部門から17部門へ拡大して取り組んでいます。
名和先生からは、「感性を刺激する、というフレーズは、竹中の個性が出ており、良い表現であると思う。」「社会環境の動向を的確に捉え、今回、人権の尊重、を新たに加えた点は良い。」と、評価のお言葉を頂くと共に、「竹中が先進的な取り組みをしている、デジタル分野をもっと打ち出した方が良いのではないか」「人的資産への注力が今後重要になる」とのご指摘を頂き、「竹中が個性を活かすと共に、リーディングカンパニーであり続けて欲しい」とのご期待をお寄せ頂きました。
今回のダイアログを通じて得られた貴重なアドバイスを活かし、当社がこれまで培ってきた伝統や企業文化の特色を意識しながら、社会課題の解決と自社グループの持続的な成長を目指し、竹中グループの重要課題(マテリアリティ)の見直しを進めます。担当役員・経営企画室とのダイアログ
有識者ダイアログを実施
2022年4⽉13⽇開催2022年4月13日(水)に、株式会社イースクエア社長の本木啓生様をお迎えし、担当役員と経営企画室との間で「有識者ダイアログ」を実施しました。
本木様は2019年に当社が初めて重要事項(マテリアリティ)の検討を行った際にもご助言をいただいた方で、今回の有識者ダイアログにおいては、最新のマテリアリティ認識をご紹介いただくとともに、以下の情報提供をいただきました。
1. 気候変動対応は、企業リスクの最上位に位置付けられている。
2. 上場企業は、投資家からそのリスクに対する取り組みと情報開示を強く求められている。
3. CO2排出量削減目標の設定とプロセスの妥当性は、各業界での生き残りがかかっている最重要課題の一つとなっている。
4. 「気候変動」に続き「生物多様性」「人権」などのトピックスは、社会動向として、今後の情報開示の必須項目になりつつある。
竹中グループでは、CO2削減の目標設定を行い、SBT認定取得を目指しています。これらの貴重なアドバイスを活かして社会動向を的確に捉え、社会課題解決に向けた取り組みをより一層加速させることで、社会から選ばれる企業グループを目指し成長を続けていく、との認識をより一層強くする良い機会となりました。担当役員・経営企画室とのダイアログ
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2021年度
人権活動レビューを実施しました
2021年12⽉17⽇開催2021年12月17日に、本年も引き続き、ロイドレジスタージャパン株式会社の冨田代表取締役を招き、人権活動に関するレビューをオンラインで開催しました。当社は、2018年に人権方針を制定後、有識者の助言等も踏まえ、リスクを特定・評価し、5つのハイリスク課題に取り組んでいます。
当社から本年の活動について報告後、「長時間労働」では勤務実態の把握において他業界での事例も踏まえ、よりきめ細かい確認が必要、「ハラスメント」では行為者と被行為者との認識ギャップを埋めていくことが課題との示唆をいただきました。「海外調達」及び「外国人労働者」に関しては、調査対象を段階的に広げている現状の進め方、外国人労働者に関わる2機関との情報交換を通じた対応の検討などを評価していただきました。「ユニバーサルデザイン」では、お客様満足度調査の結果を基に検討を進めています。こうした有識者からの指摘を踏まえ、さらに取り組みを改善してまいります。「聴竹居」に関する有識者ダイアログを開催しました
2021年12⽉6⽇開催2021年12月6日に、京都府大山崎町の「聴竹居」で、今後の活用等について、ダイアログを開催しました。「聴竹居」は、当社設計組織に在籍していた藤井厚二が建てた自邸で、昭和初期を代表する木造モダニズム建築です。2016年に当社が取得し、翌年に国の重要文化財に指定され、地元住民で構成される「一般社団法人聴竹居倶楽部」とともに行う保存公開活動は、メセナアワード2019で「メセナ大賞」を受賞しました。
ダイアログには、メセナ活動の第一人者である公益財団法人静岡県文化財団副理事長の加藤種男氏、地元住民を代表して聴竹居倶楽部前事務局長の田邊均氏、同倶楽部代表理事である当社社員が参加し、様々な機関と社会課題解決のプロジェクトに取り組まれている大阪大学21世紀懐徳堂准教授の木ノ下智恵子氏の司会で進められました。
参加者からは、「聴竹居」は住宅という地元住民にとって身近な存在で誰もが参加しやすく、従来のメセナ活動とは異なり当社の事業にも直結しているので、これからのCSR活動の新しい形になるのではというご意見がありました。
また、「近隣にはそれぞれに興味深いバックグラウンドを持つ歴史的遺産が点在しており、それらを背景とした新しい創造的な企画を試みては」というご意見もいただきました。
今回のダイアログのご意見も踏まえ、聴竹居が長く地域に愛される建物として存続していけるよう、これからも地元住民の方々とともに取り組んでまいります。「聴竹居」でダイアログ実施
「聴竹居」を見学する参加者
第2回竹中生物多様性シンポジウム」を開催
2021年11月18日開催2021年11月18日(木)に「第2回竹中生物多様性シンポジウム」を東京本店Aホールと全国をオンラインで結んで開催しました。
<プログラム>
- ①グリーンインフラ・生物多様性の世界潮流
- ②「清和台の森」の現状と今後の展開
- ③生物多様性プロジェクト紹介
- ④パネルディスカッション「生物多様性プロジェクトから見る今後の建築のあり方について」
<登壇者>
経営企画室CSR推進部長:林さん
技術開発部:三輪さん(経営企画室兼務)
設計本部:向山さん
東京本店設計部:菅原さん(新柏クリニック)
名古屋支店設計部:因さん(トヨタ下山環境学習センター)
大阪本店設計部:國本さん(茨木市新市民会館)<オンライン受講者>
120名
(左から)林さん、三輪さん、向山さん
(左から)國本さん、因さん、菅原さん
シンポジウムでは、2050年の「自然共生社会」の実現に向けて、生物多様性への取り組みを、当社として今後どのように進めて行くのかについて、世界潮流及びこれまでの当社の取り組みについて紹介があり、その後、「お客様が何を望まれ、当社としてどのような提案を行ったのか」を知る第一線の当社設計者との間でディスカッションを行いました。
設計担当者からは、「コストに換算できない価値をお客さまと共有し、計画段階からワークショップ等を通じてプロセスをともにすることで、より愛着を持っていただきながらプロジェクトを進められた。」といった経験談が語られ、お客様とお客様のお客様のために、自らの言葉で生物多様性・グリーンインフラを語ることの重要性を共有しました。
参加者からは、「1971年に掲げた「設計に緑を」から始まる当社の環境に対するDNAを強く感じた。」「清和台の森づくり研修なども通じて、従業員の方に時代が求める生物多様性について考える機会を持って欲しい」といった感想が寄せられました。シンポジウムの全景
設計図面用紙に掲げられた標語
「気候変動と生物多様性ダイアログ」を開催
2021年4⽉21⽇開催2021年4月21日(水)に「気候変動と生物多様性ダイアログ」を当社東京本店で開催いたしました。国際環境NGOのWWFジャパン 気候エネルギー・海洋水産室長の山岸尚之氏をお招きし、「建設業に求められる気候変動と生物多様性に関する取組み」についての講演をしていただいた後、当社の地球環境専門委員会メンバー(取締役執行役員副社長、本社部門長)との間で意見交換を行いました。山岸氏からは国際的な最新動向の紹介とともに、建設業および当社に今後求められる行動について、多岐にわたるご示唆をいただきました。
当社は、このダイアログを踏まえ、「気候変動と生物多様性」の対応強化に向けた取り組みをより一層推進していきます。WWFジャパン 山岸尚之氏
ダイアログの様子
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2020年度
人権尊重に向けた取り組みの実施
2020年12⽉10⽇開催2018年9月1日に人権方針を制定し、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づき、当社の「企業理念」及び「企業行動規範」に従って、事業活動において人権尊重に向けた取り組みを推進しています。
2020年は前年のハイリスク課題に引き続き取り組みました。「長時間労働」ではさらなる生産性向上と対話を通じた実態把握等に注力しました。改正建設業法の施行に対しては従業員に周知徹底し、お客様、お取引先と共に工期の適正化に努めていきます。「ハラスメント」では改正労働施策総合推進法の施行に合わせ、全従業員を対象としたeラーニングを実施し、法改正の周知を図りました。また「人権週間」を機会に行政の活動、啓発資料・動画、及び当社取り組みを全従業員へ周知し理解を深めました。同年12月には昨年に続きロイドレジスタージャパン株式会社の冨田秀実氏を迎え活動レビューを実施し、ステークホルダーとの対話の重要性や最近のローカルリスクなど様々な視点から示唆をいただき、今後の施策に展開し活動を継続していきます。人権活動レビューの実施
有識者と当社参加者との討議の様子
「竹中生物多様性シンポジウム」を開催
2020年11⽉26⽇開催2020年11月26日(木)に「竹中生物多様性シンポジウム」を当社大阪本店で開催いたしました。「竹中の生物多様性を考える~清和台の森づくり活動から~」というテーマで、有識者として(株)レスポンスアビリティ 代表 足立直樹氏、当社が行う「清和台の森づくり」活動においてご指導を頂いている兵庫県立人と自然の博物館 主任研究員 橋本佳延氏、NPObirth 事務局長の佐藤留美氏の3名をお招きし、様々な視点から「人と自然が融合する社会」について、講演とディスカッションを行いました。全国から120名の従業員がオンラインで聴講する中、自然共生社会において建築やまちづくりはどのように変容するのか、そこに私たちはどのように関わっていくのかについて、登壇者による活発な意見交換が行われました。
シンポジウムの様⼦
「健康⻑寿社会とまちづくり」をテーマとしたステークホルダー・コミュニケーション(第14回)
2020年8⽉20⽇開催当社は国⽴⼤学法⼈千葉⼤学予防医学センターと共同で、超⾼齢社会や社会保障費増⼤などの社会的課題の解決につながる健康⻑寿社会を実現するために、都市や建物が果たすことができる役割や未来の健康都市のあり⽅をディスカッションする「ステークホルダー・コミュニケーション」を⾏っています。
第14回⽬は、2020年8⽉20⽇に福島県立医科大学医学部疫学講座の大平哲也主任教授をお招きし、千葉⼤学予防医学センターの花⾥真道准教授をファシリテーターとして、「コミュニケーションのもつ健康効果~笑いを活かす健康空間・まちづくりの可能性~」をテーマにオンラインによる意⾒交換を⾏いました。
今後も、まちや地域で活動されている様々な専⾨家・有識者の⽅々とのコミュニケーションを通じて、健康⻑寿社会を実現するまちづくりについて議論を深めていきます。オンライン開催の様子
有識者ダイアログを実施
2020年1⽉9⽇開催2020年1月9日(木)に一橋大学大学院の名和高司教授をお迎えし、本社の部門長との間で「有識者ダイアログ」を実施しました。
名和先生にご指導を頂きながら特定した「重要課題(マテリアリティ)」に関する議論を中心に、本社の各部門長と幅広いテーマでダイアログを行いました。
名和先生からは、「竹中らしさ」を前面に、社会をリードしていく企業であってほしいという、当社に対する期待をお寄せいただきました。ダイアログを通じて得られた貴重な示唆を、今後の事業計画へ反映させてまいります。本社部門長とのダイアログ
一橋大学大学院 名和教授
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2019年度
人権に関する有識者ダイアログを実施
2019年12⽉13⽇開催2018年9月1日に人権方針を制定し、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づき、当社の「企業理念」及び「企業行動規範」に従って、人権尊重に向けた取り組みを具体化し、事業活動において推進を図っています。
2019年は前年のリスクの特定・評価と対応策を踏まえ、施策の立案・実施に取り組みました。10月には、課題の一つである外国人技能実習生の実態を調査すべく、取引先でもあるグループ会社を訪問し、国内の受入機関の職員の方々や実習生と対話する機会を設けました。12月には、ロイドレジスタージャパン株式会社の冨田秀実氏から、当社の実施状況に対して、重要なステークホルダーとの対話、違った視点からの分析など様々な示唆をいただきました。今後の活動に反映させ、取り組みを継続していきます。人権活動レビューの実施
外国人実習生に関する対話(集合写真)
「健康⻑寿社会とまちづくり」をテーマとしたステークホルダー・コミュニケーション(第13回)
2019年12⽉12⽇開催当社は国⽴⼤学法⼈千葉⼤学予防医学センターと共同で、超⾼齢社会や社会保障費増⼤などの社会的課題の解決につながる健康⻑寿社会を実現するために、都市や建物が果たすことができる役割や未来の健康都市のあり⽅をディスカッションする「ステークホルダー・コミュニケーション」を⾏っています。
第13回⽬は、2019年12⽉12⽇、東京本店に公益財団法人 明治安田厚生事業団の甲斐裕子上席研究員をお招きし、千葉⼤学予防医学センターの花⾥真道准教授をファシリテーターとして、「いきいきと働くため に効果的な職場運動とその導入施策について」をテーマに意⾒交換を⾏いました。
当日は、甲斐氏にオフィスワーカーにとって大きな健康課題である「座りすぎ」をはじめとする職場内での運動不足について、ご研究内容や企業とのハード・ソフトの両面でのお取組み事例をご紹介頂いたうえで、オフィスワーカーがいきいきと働きながら生活する(ワークエンゲージメントが向上する)ために、ハード・ソフトの両面でどのような施策が効果的か、ディスカッションを行いました。
今後も、まちや地域で活動されている様々な専⾨家・有識者の⽅々とのコミュニケーションを通じて、健康⻑寿社会を実現するまちづくりについて議論を深めていきます。ディスカッションの様子
「健康と空間・まちづくりシンポジウム」開催のご報告
2019年7⽉1⽇開催2019年7月1日(月)に「健康社会と空間・まちづくりシンポジウム」をイイノホール&カンファレンスセンターにて千葉大学予防医学センターと共同で開催いたしました。
当日は、約270名の方に参加いただき、「健康に向けた行動が自然と起きる仕掛けと環境づくり」というテーマで様々な視点から健康社会と空間・まちづくりに関して幅広いディスカッションを行い、「個々人に対する的確なフィードバックを行うことが必要」「異業種・異分野による価値創発を起こすための環境づくりが求められる」等、登壇者による活発な意見交換が行われました。
当日の詳細については、下記の「プログラム内容報告」をご覧下さい。シンポジウムの様⼦
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2018年度
「健康⻑寿社会とまちづくり」をテーマとしたステークホルダー・コミュニケーション(第12回)
2018年12⽉3⽇開催当社は国⽴⼤学法⼈千葉⼤学予防医学センターと共同で、超⾼齢社会や社会保障費増⼤などの社会的課題の解決につながる健康⻑寿社会を実現するために、都市や建物が果たすことができる役割や未来の健康都市のあり⽅をディスカッションする「ステークホルダー・コミュニケーション」を⾏っています。
第12回⽬は、2018年12⽉3⽇、東京本店に東京⼤学医学部・医学系研究科の鎌⽥真光助教をお招きし、千葉⼤学予防医学センターの花⾥真道准教授をファシリテーターとして、「⾝体活動を促進する普及戦略−アクティブ⼈⼝を増やす取り組みの原則と実際ー」をテーマに意⾒交換を⾏いました。なお詳細は、「健築ホームページ」にも記載しております。
今後も、まちや地域で活動されている様々な専⾨家・有識者の⽅々とのコミュニケーションを通じて、健康⻑寿社会を実現するまちづくりについて議論を深めていきます。
有識者鎌⽥⽒のご講演の様⼦
ディスカッションの様⼦
「健康と空間・まちづくりシンポジウム」開催のご報告
2018年7⽉3⽇開催2018年7⽉3⽇(⽕)に「健康社会と空間・まちづくりシンポジウム」をイイノホール&カンファレンスセンターにて千葉⼤学予防医学センターと共同で開催いたしました。当⽇は、約250名の⽅に参加いただき、「健康に⽣活できる『まちづくり』とは」というテーマで、様々な視点から健康社会と空間・まちづくりに関して幅広いディスカッションを⾏いました。
シンポジウムの様⼦
「健康⻑寿社会とまちづくり」をテーマとしたステークホルダー・コミュニケーション(第11回)
2018年2⽉27⽇開催当社は国⽴⼤学法⼈千葉⼤学予防医学センターと共同で、超⾼齢社会や社会保障費増⼤などの社会的課題の解決につながる健康⻑寿社会を実現するために、都市や建物が果たすことができる役割や未来の健康都市のあり⽅をディスカッションする「ステークホルダー・コミュニケーション」を⾏っています。
第11回⽬は、筑波⼤学 システム情報系社会⼯学域 教授の⾕⼝守⽒を招き、2018年2⽉27⽇、東京本店にて、千葉⼤学予防医学センターの花⾥真道准教授をファシリテーターとして、「⾏動変容に着⽬した、健康・サステナブルなまちづくりの実現について」をテーマとして意⾒交換を⾏いました。当⽇は、⾕⼝⽒より「健築×健康まちづくり×⾏動変容でできることとは?」と題してご講演いただき、 コンパクトシティ政策における健康増進項⽬の位置づけ・⾕⼝⽒の⾏われた健康歩⾏量TFP調査やそのコストベネフィットに関する研究について、参加者で共有しました。
また後半では、参加者から⾕⼝⽒への様々な質疑やディスカッションを⾏いました。「⾏動変容が⼀挙に変わることはないので、建物やまちづくりをベースとしデザインの⼒を⽤いたトータルデザインにより、⾏動変容が促進されるべきである」「(都市と⼈間ドック を掛け合わせた)『都市ドック』といった具合で、都市環境や住⺠の⾏動変容により、まちの現状について測る・把握する必要がある」などといった議論・検討がなされました。
他にも健康⻑寿社会を実現するまちづくりにつながる重要な考え⽅・⽰唆をいただき、有意義なセッションとなりました。 今後も、まちや地域で活動されている様々な専⾨家・有識者の⽅々とのコミュニケーションを通じて、健康⻑寿社会を実現するまちづくりについて議論を深めていきます。当社ブリーフィングの様⼦
有識者⾕⼝⽒のご講演の様⼦
ディスカッションの様子(谷口氏(右から3番目)、ファシリテーター花里准教授(左から3番目))
ディスカッションの様⼦
「健康長寿社会とまちづくり」をテーマとしたステークホルダー・コミュニケーション(第10回)
2018年1月16日開催当社は国立大学法人千葉大学予防医学センターと共同で、超高齢社会や社会保障費増大などの社会的課題の解決につながる健康長寿社会を実現するために、都市や建物が果たすことができる役割や未来の健康都市のあり方をディスカッションする「ステークホルダー・コミュニケーション」を行っています。
第10回目は、株式会社タニタヘルスリンク取締役の土志田敬祐氏を招き、2018年1月16日、東京本店にて、千葉大学予防医学センターの花里真道准教授をファシリテーターとして、「まちの課題解決に向けた健康増進施策の実践と健康長寿社会の実現について」をテーマとして意見交換を行いました。当日は、土志田氏より「『タニタの健康まちづくりの取り組み』について」と題してご講演いただき、 「タニタ健康プログラム」の実施概要や2016年に策定した「健康企業宣言」の取り組み・健康まちづくりに関する具体的事例など、株式会社タニタの活動内容を参加者で共有しました。
また後半では、参加者から土志田氏への様々な質疑やディスカッションを行いました。「まちづくりにおいては、インフルエンサーが核となるコミュニティ形成がポイントとなる」「多種多様なまちに対してそれぞれまちづくりを提言するために、その土地の特徴・特性を把握することが求められる」「『はかる』・わかる・気づく・かわる という、定量的な成果物が明確となるPDCAサイクルを回すことが重要」などといった議論がなされました。
他にも健康長寿社会を実現するまちづくりにつながる重要な考え方・示唆をいただき、有意義なセッションとなりました。今後も、まちや地域で活動されている様々な専門家・有識者の方々とのコミュニケーションを通じて、健康長寿社会を実現するまちづくりについて議論を深めていきます。
ファシリテーター花里准教授による、これまでのコミュニケーション振り返りの様子
有識者土志田敬祐氏のご講演の様子
ディスカッションの様子(土志田氏(右から2番目)、ファシリテーター花里准教授(左から2番目))
ディスカッションの様子
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2017年度
「健康長寿社会とまちづくり」をテーマとしたステークホルダー・コミュニケーション(第9回)
2017年7月7日開催当社は国立大学法人千葉大学予防医学センターと共同で、超高齢社会や社会保障費増大などの社会的課題の解決につながる健康長寿社会を実現するために、都市や建物が果たすことができる役割や未来の健康都市のあり方をディスカッションする「ステークホルダー・コミュニケーション」を行っています。
第9回目は、リソルホールディングス株式会社 事業企画部の湯田幸樹常務執行役員部長・中村治氏と、千葉大学コミュニティ・イノベーションオフィスの田島翔太特任助教のお三方を招き、長柄町にあるリソル生命の森にて、千葉大学予防医学センターの花里真道准教授をファシリテーターとして、 「CCRC事業の考え方や事業展開の方向性と課題、大学と企業の連携可能性について」をテーマとして意見交換を行いました。
まずはじめに中村氏より、CCRC事業先進施設ともいえるリソル生命の森にて、リゾート・スポーツ施設等アクティブな生活を提供している各施設をご案内頂きました。つづいて、田島特任助教から、「COC+による地方創生と大学連携型CCRC事業」についてご説明頂き、COC+における千葉大学の連携事例・COC+を通じた新規産業創出の可能性とその方向性・長柄町,リソル生命の森における大学連携型CCRC事業のハード,ソフト面からみた整備事例など、最新の研究・活動内容を参加者で共有しました。その後、参加者から有識者のお三方への様々な質疑やディスカッションを行いました。「『多世代との共生』を目指すためにも、『学ぶことの満足』『楽しむことの豊かさ』を追求しながら、交流を促進させていく事が重要」「住んでいる方々が『健康を保ち、いきいきと楽しむ毎日』を過ごしてもらうべく、介護分野にも力を入れる点が今後の課題」などといった議論がなされました。
他にも健康につながる重要な考え方・示唆をいただき、有意義なセッションとなりました。また同日は千葉県の長柄町役場にも訪ね、 「高齢化等に伴う健康に関わる地域の課題、産業や医療他に関する地域課題や地域創生・まちづくりの課題について」をテーマとして意見交換を行いました。
今後も、医学系をはじめとし、まちや地域で活動されている様々な専門家の方々とのコミュニケーションを通じて、健康長寿社会を実現するまちづくりについて議論を深めていきます。
リソル生命の森施設内
多目的体育館見学の様子リソル生命の森 屋外見学の様子
(中村氏(右))田島特任教授によるご説明の様子
(田島特任教授(左列,奥から3番目))ディスカッションの様子
(湯田常務執行役員(奥列,右から2番目)、ファシリテーター花里准教授(奥列,右から4番目))「健康と空間・まちづくりシンポジウム」開催のご報告
2017年6月29日開催2017年6月29日(木)に「健康社会と空間・まちづくりシンポジウム」をイイノホール&カンファレンスセンターにて千葉大学予防医学センターと共同で開催いたしました。当日は、約250名の方に参加いただき、予防医学からワーク・エンゲイジメント、プロボノなど様々な視点から健康社会と空間・まちづくりに関して幅広いディスカッションを行いました。
シンポジウムの様⼦
「健康長寿社会とまちづくり」をテーマとしたステークホルダー・コミュニケーション(第8回)
2017年4月21日開催当社は国立大学法人千葉大学予防医学センターと共同で、超高齢社会や社会保障費増大などの社会的課題の解決につながる健康長寿社会を実現するために、都市や建物が果たすことができる役割や未来の健康都市のあり方をディスカッションする「ステークホルダー・コミュニケーション」を行っています。
第8回目は、産業技術総合研究所 人工知能研究センターの本村陽一氏を招き、東京本店にて、千葉大学予防医学センターの花里真道准教授をファシリテーターとして、「空間とIoT、ビッグデータ、AI、ロボットの融合・活用による健康な環境創造の可能性について」をテーマとして意見交換を行いました。当日は、本村氏より「生活・サービスにおける次世代人工知能技術 ~社会実装の課題と取り組み~」と題してご講演いただき、AI・ビッグデータの活用例・人工知能技術社会導入シナリオから見える課題・人と相互理解できるAI技術応用システム開発について・これからのAI技術活用のための展開など、最新の研究内容・活動内容を参加者で共有しました。また後半では、参加者から本村氏への様々な質疑やディスカッションを行いました。「相手の視座に立ち、ユーザー側に委ねながら環境づくりをサポートしていくことが重要」「目的変数をデータ化するためには、アンケートのような意識的アプローチに加えて、人々の行動や事象を把握する無意識的アプローチにも着眼することが必要」などといった議論がなされました。他にも健康につながる重要な考え方・示唆をいただき、有意義なセッションとなりました。
今後も、医学系をはじめとし、まちや地域で活動されている様々な専門家の方々とのコミュニケーションを通じて、健康長寿社会を実現するまちづくりについて議論を深めていきます。当社ブリーフィングの様子
有識者本村陽一氏のご講演の様子
ディスカッションの様子
(本村氏(右)、ファシリテーター花里准教授(中央))ディスカッションの様子
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2016年度
「健康長寿社会とまちづくり」をテーマとしたステークホルダー・コミュニケーション(第7回)
2016年12月15日開催当社は国立大学法人千葉大学予防医学センターと共同で、超高齢社会や社会保障費増大などの社会的課題の解決につながる健康長寿社会を実現するために、都市や建物が果たすことができる役割や未来の健康都市のあり方をディスカッションする「ステークホルダー・コミュニケーション」を行っています。
第7回目は、アーバンデザインセンター柏(UDCK)副センター長の三牧浩也氏を招き、現地にて、千葉大学予防医学センターの花里真道准教授をファシリテーターとして、「まちづくりの実践とこれからの公民学連携の発展の可能性や課題について」をテーマとして意見交換を行いました。当日は、三牧氏より「公・民・学の連携で取り組む柏の葉キャンパスのまちづくり」と題してご講演いただき、柏の葉のまちづくりの概要、まちづくりの枠組みとしての公・民・学の連携、UDCKの具体的な活動内容、今後の課題などについて参加者で共有しました。後半では、参加者から三牧氏への様々な質疑やディスカッションを行いました。「UDCKのような活動や人々が集まる「場」・ネットワークのハブの存在の重要性」「アーバンデザインから考えてきた「健康」について、今後どのように評価していくのか考えていくことも必要」といった議論がなされました。他にも健康につながる重要な考え方・示唆をいただき、有意義なセッションとなりました。
今後も、医学系をはじめとし、まちや地域で活動されている様々な専門家の方々とのコミュニケーションを通じて、健康長寿社会を実現するまちづくりについて議論を深めていきます。有識者三牧浩也氏のご講演の様子
有識者三牧浩也氏のご講演の様子
ディスカッションの様子
(三牧氏(右)、ファシリテーター花里准教授(中央右))ディスカッションの様子
「建設業をより魅力的にするためには」をテーマとしたダイアログ
2016年12月12日開催当社は、12月12日に都内の作業所において、2回目となる協力会社とのダイアログを開催しました。今回は、「建設業をより魅力的にするためには」をテーマに、作業所で働く協力会社の職長の方々と、前回ダイアログに引き続き、芝浦工業大学工学部建築工学科の蟹澤教授をお招きし、意見交換を行いました。
最初は作業所見学で、同行した職長の持ち場でのお話を伺うなど、コミュニケーションを図り、その後、ダイアログを開始しました。将来的に建設技能者の減少が予想される中で、入職または定着してもらうために何が必要か、また生産性を上げるには何を改善すべきかなど、ベテランの職長から若手の職長まで幅広く意見が交わされました。最後に蟹澤教授から、職長のみなさんの貴重なアイデアを改善策に取り入れていくことや、ゼネコンとしての当社の役割について、ご講話をいただきました。
今後も協力会社をはじめ様々なステークホルダーと対話し、魅力的な産業を目指して取り組んでまいります。意見交換の様子
蟹澤教授ご講話
「健康長寿社会とまちづくり」をテーマとしたステークホルダー・コミュニケーション(第6回)
2016年11月4日開催当社は国立大学法人千葉大学予防医学センターと共同で、超高齢社会や社会保障費増大などの社会的課題の解決につながる健康長寿社会を実現するために、都市や建物が果たすことができる役割や未来の健康都市のあり方をディスカッションする「ステークホルダー・コミュニケーション」を行っています。
第6回目は、東京都健康長寿医療センター研究所社会参加と地域保健研究チームの藤原佳典部長を招き、千葉大学予防医学センターの花里真道准教授をファシリテーターとして、「地域における健康づくりと空間・まちづくりについて」をテーマとして意見交換を行いました。当日は、藤原部長より「多世代共創~高齢者から発信するWin-win」と題してご講演いただき、少子超高齢社会における多世代間交流の意義や藤原先生が行われている「絵本の読み聞かせによる世代間交流事例~REPRINT(りぷりんと)プロジェクト」の紹介、世代間交流を線から面に広げ、さらに面からスクリュー(継承、持続性)に繋がる仕組みの構築など、最新の研究内容・活動内容を参加者で共有しました。後半では、参加者から藤原部長への様々な質疑やディスカッションを行い、「ワーク・エンゲイジメントを高めるために、空間デザインからの働きかけと、ジョブ・クラフティングなどのプログラムを空間環境から支援する視点がある」、「今後、ワーク・エンゲイジメントやワークプレイス、更には健康増進といったことが経営や経済的にどのように好影響を及ぼすかを定量的に示すことが重要」といった議論がなされました。
今後も、医学系を中心とした様々な専門家の方々とのコミュニケーションを通じて、健康長寿社会を実現するまちづくりについて議論を深めていきます。有識者藤原部長(右)とファシリテーターの花里先生(左)
当社からのブリーフィングの様子
ディスカッションの様子
ディスカッションの様子
「健康と空間・まちづくりシンポジウム」のご報告
2016年6月14日開催2016年6月14日(火)に「健康社会と空間・まちづくりシンポジウム」をイイノホール&カンファレンスセンターにて千葉大学予防医学センターと共同で開催いたしました。当日は、約200名の方に参加いただき、予防医学からスポーツ、メンタルヘルスなど様々な視点から健康社会と空間・まちづくりに関して幅広いディスカッションを行いました。
シンポジウムの様⼦
「健康長寿社会とまちづくり」をテーマとしたステークホルダー・コミュニケーション(第5回)
2016年2月25日開催当社は国立大学法人千葉大学予防医学センターと共同で、超高齢社会や社会保障費増大などの社会的課題の解決につながる健康長寿社会を実現するために、都市や建物が果たすことができる役割や未来の健康都市のあり方をディスカッションする「ステークホルダー・コミュニケーション」を行っています。
第5回目は、東京大学大学院医学系研究科公共健康医学精神保健学分野の島津明人准教授を招き、千葉大学予防医学センターの花里真道准教授をファシリテーターとして、「心の健康と空間からのアプローチについて」をテーマとして意見交換を行いました。当日は、島津准教授より「いま職場で起こっていること-これまでのメンタルヘルス対策とこれからの対策」や「ワーク・エンゲイジメントについて」、「個人と組織の活性化」などについてご講演をいただき、参加者で最新の研究内容を共有しました。後半では、参加者から島津准教授への様々な質疑やディスカッションを行い、「ワーク・エンゲイジメントを高めるために、空間デザインからの働きかけと、ジョブ・クラフティングなどのプログラムを空間環境から支援する視点がある」、「今後、ワーク・エンゲイジメントやワークプレイス、更には健康増進といったことが経営や経済的にどのように好影響を及ぼすかを定量的に示すことが重要」といった議論がなされました。
今後も、医学系を中心とした様々な専門家の方々とのコミュニケーションを通じて、健康長寿社会を実現するまちづくりについて議論を深めていきます。島津明人准教授(中央)
ファシリテーター 花里真道准教授(右)
ディスカッションの様子
ディスカッションの様子
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2015年度
「健康長寿社会とまちづくり」をテーマとしたステークホルダー・コミュニケーション(第4回)
2015年11月17日開催当社は国立大学法人千葉大学予防医学センターと共同で、超高齢社会や社会保障費増大などの社会的課題の解決につながる健康長寿社会を実現するために、都市や建物が果たすことができる役割や未来の健康都市のあり方をディスカッションする「ステークホルダー・コミュニケーション」を行っています。
第4回目は、国立成育医療研究センター研究所社会医学研究部の藤原武男部長を招き、千葉大学予防医学センターの花里真道准教授をファシリテーターとして、「ライフコースアプローチによる健康長寿及び、まちや空間との関わりの可能性について」をテーマとして意見交換を行いました。当日は、藤原部長より「ライフコースアプローチ」や「社会経済的地位と健康におけるライフコース」、「ライフコースアプローチからみた、まちや空間に期待すること」などについてご講演をいただき、胎児期・幼少期の環境(空間も含め)や経験・関係性が成長期の健康に及ぼす影響について、参加者で最新の研究内容を共有しました。後半では、参加者から藤原部長への様々な質疑やディスカッションを行い、「子どもと親の距離感を空間の中でいかにデザインできるか」、「親と子の関係性に社会環境が大きく影響する中で、社会参加・つながり等を生み出すソーシャルキャピタルをいかに各々のまちの課題に照らしてつくりあげていくか」、「幼少期の住環境など物理的環境がライフコースに及ぶす影響については更に研究の可能性がある」といった議論がなされました。
今後も、医学系を中心とした様々な専門家の方々とのコミュニケーションを通じて、健康長寿社会を実現するまちづくりについて議論を深めていきます。藤原武男部長
藤原武男部長(右)とファシリテーター 花里真道准教授(左)
ディスカッションの様⼦
ディスカッションの様⼦
「健康長寿社会とまちづくり」をテーマとしたステークホルダー・コミュニケーション(第3回)
2015年9月7日開催当社は国立大学法人千葉大学予防医学センターと共同で、超高齢社会や社会保障費増大などの社会的課題の解決につながる健康長寿社会を実現するために、都市や建物が果たすことができる役割や未来の健康都市のあり方をディスカッションする「ステークホルダー・コミュニケーション」を行っています。
第3回目は、筑波大学体育系高細精医療イノベーション研究コアの大藏倫博准教授を招き、千葉大学予防医学センターの花里真道准教授をファシリテーターとして、「運動とまちづくり・空間づくり」をテーマとして意見交換を行いました。当日は、大藏准教授より「運動と健康長寿を目指したまちづくり」と題してご講演をいただき、運動に関する評価、肥満、介護予防(特に認知症予防)、さらにこれからのキーワードとしてのサルコぺニアや睡眠などについて、参加者で最新の研究内容を共有しました。後半では、参加者から大藏准教授への様々な質疑やディスカッションを行い、「身体や行動に働きかけるデザインとは」や「空間から運動に対するモチベーションを継続させるアプローチができうるのか」といった議論がなされました。
今後も、医学系を中心とした様々な専門家の方々とのコミュニケーションを通じて、健康長寿社会を実現するまちづくりについて議論を深めていきます。ファシリテーター 花里真道准教授
筑波大学 大藏倫博准教授
ディスカッションの様⼦
ディスカッションの様⼦
「健康長寿社会とまちづくり」をテーマとしたステークホルダー・コミュニケーション(第2回)
2015年7月2日開催当社は国立大学法人千葉大学予防医学センターと共同で、超高齢社会や社会保障費増大などの社会的課題の解決につながる健康長寿社会を実現するために、都市や建物が果たすことができる役割や未来の健康都市のあり方をディスカッションする「ステークホルダー・コミュニケーション」を開始しました。
第2回目は、産業医科大学医学部公衆衛生学藤野善久准教授を招き、前回有識者として参加いただいた千葉大学予防医学センター近藤克則教授にも参加いただき、同センターの花里真道准教授をファシリテーターとして、意見交換を行いました。当日は、藤野准教授より「健康影響評価:健康社会とまちづくりのための方法論」と題してご講演をいただきました。近藤教授からは藤野准教授の講演を受けて、「実社会において健康に関わるエビデンスを獲得していくためには、医学と建築づくり・まちづくりとのさらなる連携が重要である」とのコメントをいただきました。後半では、参加者から藤野准教授への様々な質疑やディスカッションを行い、「まちづくりと健康の社会環境モデルの関係性」「『健康影響評価』をまちづくりのプロセスとして合意する重要性」など、様々なサジェスチョン・ご示唆をいただきました。
今後も、医学系を中心とした様々な専門家の方々とのコミュニケーションを通じて、健康長寿社会を実現するまちづくりについて議論を深めていきます。会場風景
産業医科大学 藤野善久准教授
ファシリテーター 花里真道准教授
ディスカッションの様⼦
「ダイバーシティ推進」をテーマとした役員ダイアログ
2015年6月19日開催本年4月にダイバーシティ、特にWLB(ワークライフ・バランス)に焦点を当て本社部門長を中心にダイアログを開催しました。今回は、同じテーマで、前回に引き続き外部有識者として、中央大学大学院戦略経営研究科佐藤博樹教授を招き、宮下社長、CSR推進委員会委員長及び委員の経営役員が参加し、行いました。当日は、社外環境のトレンドや社内の状況、4月のダイアログで本社部門長等より出された意見を共有した後、佐藤教授より「ダイバーシティ経営の基本的考え方と進め方~ワークライフ・バランス支援と女性の活躍の場の拡大~」をご講演いただきました。それを踏まえて、「ワーク・ライフ社員が増える中で持続的に事業継続を実現するため、WLBを図りながら、いかに生産性を維持・向上していくか」、「働き方改革のために、従業員と一体になってどう行動するか」をテーマとして役員より現状認識や課題、疑問に感じることなど意見を出してもらい、佐藤教授よりアドバイス、ご示唆をいただきました。佐藤教授からは、「目指すのは、仕事するときはする、休むときは休むといったメリハリが利いた働き方。一方で、休む・定時で帰るというモチベーションがないと、効率よく仕事をしようと考えない。働き方改革とともに生活改革も必要」「全体でのWLBに関する目標は必要だが、各職場でどのように働き方を変えていくか、そのやり方を考えていくほうが活動として根付いていく」「若い頃から計画通り仕事をすることをしっかり教えることが重要。そこから、必要な時に残業をするメリハリが利いたワークスタイルに広げていくようにすることが大切」などの提言をいただきました。それを受けて、宮下社長から「時間は有限という認識のもとに様々なことを判断していくことが必要」「我々建設業においては、作業所と内勤で働き方が違うという課題もあるが、目標を決めて、できることから実行していきたい」と全体総括がありました。 今回のダイアログを受けて、今までの働き方をいかに変えていくか、また、建設業特有の課題をいかに解決するか、その阻害要因を取り除く施策の検討とWLBを実現するための意識醸成のための活動を進めていきます。
佐藤教授のご講演
ディスカッションの様子
「健康長寿社会とまちづくり」をテーマとしたステークホルダー・コミュニケーション
2015年4月16日開催当社は国立大学法人千葉大学予防医学センターと共同で、超高齢社会や社会保障費増大などの社会的課題の解決につながる健康長寿社会を実現するために、都市や建物が果たすことができる役割や未来の健康都市のあり方をディスカッションする「ステークホルダー・コミュニケーション」を開始しました。
第1回目は、千葉大学予防医学センター近藤克則教授を招き、同センターの花里真道准教授をファシリテーターとして、当社検討メンバー、関係者と意見交換を行いました。
当日は、当社が考える「健康社会とまちづくり“健築®※1からスマートコミュニティへ”」を参加者で共有した後、近藤教授より「健康なまちづくりに向けて」と題してご講演をいただきました。後半では、参加者から近藤教授への様々な質疑やディスカッションを行い、「ハードとソフト(サービス)を両輪とした今後のまちづくりの必要性」「健康長寿をもたらすハード・ソフト面の評価・検証の重要性」などのサジェスチョン・ご示唆をいただきました。
今後も、医学系を中心とした様々な専門家の方々とのコミュニケーションを通じて、健康長寿社会を実現するまちづくりについて議論を深めていきます。 ※1 健築®:人と建築が寄り添うことで健康的な環境を実現するという考え方会場風景
有識者 近藤克則教授
ファシリテーター 花里真道准教授
ディスカッションの様⼦
「ダイバーシティ推進」をテーマにダイアログ
2015年4月15日開催2010年より、当社ではダイバーシティ推進、特に女性活躍推進について焦点を当てて活動しており、昨年も同テーマで本支店の女性社員や部門長との対話を実施してきました。そうした活動を通して、ダイバーシティ・マネジメントを進めていく上で、多様な従業員の就業継続とキャリア形成、能力発揮を可能とする働きやすい職場環境の実現が必須であり、そのベースとしてワーク・ライフ・バランスがあると考え、今回はダイバーシティ、特にWLBに焦点を当てダイアログを開催しました。外部有識者として、中央大学大学院戦略経営研究科佐藤博樹教授を招き、本社及び開発事業本部の部門長が参加しました。
当日は、社外環境のトレンドや社内状況について情報を共有した後、佐藤教授より「ダイバーシティ・マネジメントとワーク・ライフ・バランス~働き方改革と管理職の役割が鍵~」をご講演いただきました。それを踏まえて、今後ワーク・ライフ社員が増える中で企業として持続的に事業継続を実現するためにどのような課題があるのか、今後取るべき具体的施策の立案をめざす中で、障害となってくることについて部門長より意見を出してもらい、共有を行いました。
それらの意見を踏まえ、佐藤教授から最後に、「ダイバーシティ・マネジメントは竹中が10年、20年後も存続するために、今取り組むことが重要。」「短期視点ではなく継続して推進していく必要性がある。」「ポイントはメリハリ。仕事以外でもインプットを得ることが個人や組織としての競争力を高めることにつながる。」「これまでは良いものを作るために時間を長く使ってきたが、今後は一定の時間で生産を高める方向で競争をしていかなければならない。」などのサジェスチョンをいただきました。
今回のダイアログを受けて、今後、様々な課題や障害を取り除く施策の検討とWLBを実現するための意識醸成のための活動を進めていきます。閉じる -
2014年度
「ダイバーシティ ―女性社員の活躍推進の視点から」をテーマとした本支店ダイアログ
2014年6月23日~11月21日開催下記1月29日のダイアログを受け、人事部門とCSR推進部が主体となり、より多くの女性社員や部門長との対話を通して、多様性から生まれる様々な課題や地域独自の課題を共有すること、及び女性活躍推進の活動について「自分事化」してもらうことを目的として、7本支店でのダイアログを展開しました。具体的には、支店ごとに「女性社員」「部門長」とのダイアログの2部構成で計14回実施しました。女性社員ダイアログでは個々人が日常業務を行う中で感じる「活躍」への課題やその解決に向けてのヒントを話し合いました。部門長ダイアログでは女性社員の意見を共有し、それを踏まえ、部門長が考える課題、阻害要因と解決のヒントをグループごとに意見交換し、まとめるワークショップを行いました。ダイアログで出された課題や解決策のヒントについては、全社・支店・部門レベルに層別し、具体的な解決策・アクションプランの検討と実施をはじめています。また、今後、職場レベルでの女性活躍推進の意識醸成と課題抽出を行う「職場ダイアログ」に活動を深めていく予定です。
女性社員とのダイアログ
部門長とのダイアログ
「ダイバーシティ ―女性社員の活躍推進の視点から」をテーマとした有識者を交えた全社ダイアログ
2014年1月29日開催2014年第1回のダイアログは、ダイバーシティの中から、「女性社員の活躍推進」をテーマとして取り上げ、外部有識者として麗澤大学経済学部木谷宏教授と帝人株式会社日高乃里子人財部ダイバーシティ推進室長を招くとともに、当社女性社員6名、男性社員1名のステークホルダーと意見交換を行いました。当日は、最初に当社における女性社員の活躍推進状況について参加者で共有し、さらに木谷教授と日高室長より「企業における女性社員の戦力化モデル」、「帝人グループにおける女性活躍推進の取組み」をご講義いただきました。後半は、ステークホルダーである社員の皆さんから業務を行う中で感じている課題や問題点を出してもらうとともに、課題解決に向けて、具体的施策を検討していくうえでの方向性やキーワード、サジェスチョンを参加者で出し合うなど、活発な意見交換がなされました。
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2013年度
「将来の魅力ある建設産業とは-建設技能者の視点から」をテーマにダイアログ
2013年7月8日開催外部有識者として芝浦工業大学工学部建築工学科蟹澤教授をお招きするとともに、当社と取引のある協力会社をもって組織される竹和会※の会長及び若手経営者の代表者と意見交換を行いました。当日は午前中に都内の作業所を見学し、課題の共有化を図りました。その後、東京本店に場所を移し、ダイアログを開始しました。協力会社の建設技能者の高齢化、入職者の減少などによる技能者不足に対する持続的な人材育成のあり方、年収の向上や社会保険加入など生活基盤の課題など将来の建設産業を魅力的なものにするための今後の取り組みについて、活発な討議がなされました。
ダイアログの様子
有識者として参加いただいた蟹澤教授
ダイアログの様子
ダイアログに先立ち行った作業所見学会の様子
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2012年度2012年09月03日開催
「持続可能な社会の構築のために本業で果たす役割とは」
- 前半
-
- はじめに
-
ディスカッション
第1部「本業を支え、社会に貢献する人づくり」
第2部「本業を通して、社会の発展に貢献していくために」
- 後半
-
- 課題の整理と今後のヒント
- 第9回ステークホルダー・ダイアログを開催して
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2011年度閉じる
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2010年度閉じる
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2009年度閉じる