Concept
リビングとモビリティを繋ぐ
IoTの発展によって、あらゆるものが繋がる近未来。
私たちが暮らす建築はどのように変わるでしょうか。
私たち竹中工務店は、暮らしを優しく見守る未来の建築を、
「EQ House」で実現いたしました。
呼吸する屋根や壁、人に寄り添い成長する空間…
高度な情報技術は人と建築、
情報、自然、モビリティをつなぎ、
暮らしを豊かにしてくれることでしょう。
Archiphilia
「Archiphilia」は、Architechture(建築)と、愛・友情・親愛を
意味するギリシア語Philiaの造語です。Philiaは、アリストテレスの
倫理学において特に強調される愛の形式で、共通の価値や目標を
核として成立し、法律的制約の介在する必要のない自発的・相互的な
親愛関係を意味します。
モノの価値の時代からサービスの価値の時代への変遷を辿り、
その先の時代において提案する価値は、このような自発的・相互的な
親愛関係になると想像します。
「Archiphilia」は、そのような状態を具現化した建築コンセプトです。
センシング、IoT、AI、デジタル制御といった技術を活用して、人が、
建築・環境・情報・サービス・モノとシームレスに繋がり、
それらを感性によって制御し、感情移入できる状態を目指します。
人と繋がり生命が宿る
EQ Houseでは、家の中にモビリティが入り込み、リビングと交差します。中心にある透明なインターフェースには
情報が浮かび上がり、手の動きや声で環境をコントロールすることができます。空間を調光フィルムが包み、
自然採光を制御するとともに、プライバシーを守ります。さらに空間全体をパネルが包み、トップライトが
家の中と外を繋ぎます。
従来の建築のイメージを超えて、自然の一部のようにも見え、生命が宿っているように感じられるでしょう。