Technology
AIを搭載した近未来の建築
人と家を繋ぐ近未来のインターフェース
建物中央に設置されたガラスインターフェースは、室内の温度や明るさ等の情報が浮かびあがり、人と家を繋ぎます。更に、IoT技術を活用することで家とモノが繋がり、室内やエネルギーの状況を見守りつつ、人に最適なサービスを提供します。
この一連のサイクルは、当社の開発した高度な情報技術を駆使したビルコミュニケーションシステム(ビルコミ)により実現しています。
ビルコミュニケーションシステム+AI
ビルコミュニケーションシステム+AI
今回は「ビルコミ」に新たにAIを搭載することで、「EQ House」が学び、成長することを可能にしました。
照明や空調などの室内環境を整える設備システムが、人とのコミュニケーションを通じて個々の好みや快適性を学び、更にカスタマイズされた空間を提供します。
裏に隠れている背景までも読み取る
センシング計画
従来では背景に隠れていたような環境情報をセンシングし、それをAIが学習することで、従来ではとらえきれなかった関係性を制御に反映することが可能となります。
人と環境に呼応する調光フィルム
特徴的な外装から木漏れ日のように落ちてくる光を調光フィルムでコントロールします。
センシングした日射量のデータや太陽の位置に合せて、調光フィルムの透明度を可変し、
最適な省エネ制御を行います。
AIが学習した内容をプログラミングし、制御に反映することができます。
デジタルデザインビルド
EQ Houseを実現した未来の設計と施工技術
「EQ House」の外装には、1200枚に及ぶパネルが使われており、シルエットがとても印象的です。外装パネルの
デザインには、プログラムによって形態を生成するコンピュテーショナル・デザインを採用しています。
1年365日の日照パターンすべてを条件としたシミュレーション結果にもとづいて最適な形状と配置を決定しました。
パネルに空いた穴から室内に入る、木洩れ日のように美しい光と自然の風を感じることで、
心地よい空間を生み出しています。
設計段階のデジタルデータが、施工の効率化を実現しています。
一枚一枚のパネルのデジタル情報を活用し、
工場でレーザーカッターが自動的に様々な形状のパネルを切り出します。
各パネルは個別のIDで管理され、現地での組立てや検査では、スマートグラスなどのウェアラブルデバイスを通して
設置場所などの必要な情報をタイムリーに提供し、現地での作業を支援しています。
これら一連のデジタルデザインビルドの取組みにより、近未来の建設プロセスの革新が始まっています。