ポーランド 日本美術・技術博物館 Mangghaにて、竹中大工道具館 「木に秘められた精神」が開催
2022年6月20日
公益財団法人 竹中大工道具館
ポーランド共和国クラクフ市にある日本美術・技術博物館 Mangghaの主催で、自然を尊ぶ日本文化と伝統的な匠の技に焦点をあてた展覧会「木に秘められた精神」が6月19日より開催されます。公益財団法人 竹中大工道具館(館長:西村 章)はこの展覧会を共催、所蔵する大工道具、実物大模型等を提供し、展示内容を監修しています。
当展覧会は、竹中大工道具館の提案による緩やかに移り変わる8つのセクションから構成されます。伝統の匠の技と美、それをつくりだす大工道具、その背景にあるものづくりの精神や木の文化を紹介しています。
「木に秘められた精神」概要
開催期間 | 2022年6月19日~10月16日 |
---|---|
住所 | Muzeum Sztuki i Techniki Japońskiej Manggha ul. M. Konopnickiej 26 30-302 Kraków |
キュレーター | (マンガ博物館): ドミニク・リシク |
キュレーター | (竹中大工道具館): 西山マルセーロ |
ビジュアルアイデンティティ | マルタ・シュミド |
Manggha について
日本美術・技術博物館 Manggha は、ポーランドにおいて、最も日本文化を紹介している国立機関です。日本文化を愛し日本美術の収集家として知られたフェリクス・マンガ・ヤシェンスキにちなんで名付けられ、氏のコレクションを収蔵しています。
1994年に、映画監督アンジェイ・ワイダ (Andrzej Wajda) とクリスティーナ・ザフファトヴィッチ (Krystyna Zachwatowicz) の提唱により設立。その後、博物館としての基本的な役割と、日本・極東の文化を広く紹介する拠点としての役割を果たしてきました。
海外巡回展について
竹中大工道具館では、日本の伝統的な木造建築と、それらを生み出す多種多様な大工道具、その背景にあるものづくりの精神を世界各地に紹介してきました。
2014年のアメリカ(ボストン)のハーバード大学での展覧会から始まり、フィンランド(ヘルシンキ)、中国(寧波)、2021年には、ジャパン・ソサエティー主催(竹中大工道具館 協力)のもと、「技が形になる時:日本の大工道具展」と題して、アメリカ(ニューヨーク)のジャパン・ソサエティー(JS)ギャラリーにて展覧会が実現しました。