天心聖教本部聖堂

  • 設計施工
2006 東京

職工の手の痕跡が残る祈りの空間

昭和33年建立の旧聖堂の老朽化と規模の拡大に伴い、周辺建物を統合する形で行われた聖堂の建替です。
中世の西洋の教会堂や日本の神社等では、彫刻や絵画が建物と一体化し、建築を形作っていました。ここでは、建築と芸術の関係を現代的に再現することに挑戦しています。
職人が素朴で純粋な祈りをそのまま表現したロマネスク教会の彫刻のような宗教的な図像芸術を、聖堂を訪れる人々が聖堂内部へと通過する要所に配置し、聖堂を巡ることが聖書(由来書)を読むことになるような、信仰と美が一致したような空間の在り様を目指しています。

設計施工
竹中工務店
延床面積
4,601㎡
構造/規模
鉄骨鉄筋コンクリート造,
鉄筋コンクリート造,鉄骨造
/地下2階,地上2階