建築作品
慶應義塾大学信濃町キャンパス
臨床研究棟
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2008 東京 |
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持続可能性を追求した医科学研究施設
大学キャンパスの建替え計画の起点となる医科学研究施設です。常に進歩し続ける最先端の医科学研究に対応できる機能性と、長期的視野での用途変更や機能更新に対応できる持続可能性が求められました。研究ユニット毎に設けた設備シャフトの外壁を構造壁柱としてそれらをフィンで繋ぎ、全体をスーパーフレームで統合する架構を採用することで、室内を完全な無柱空間としています。コンクリート化粧打放し仕上により、構造と設備を融合した建築システムを純粋に力強く表現し、持続性の高い環境配慮型研究施設のプロトタイプを提案しています。