建築作品

400年続く中山道の宿場町・奈良井宿で、築200年の旧杉の森酒造家屋を改修し、酒づくり事業を継承・再興するとともに、宿泊施設・レストラン・浴場などを併設する小規模複合施設として再生しました。外観の保存規制があるなか、耐震性・温熱環境・防火性能を向上させながら、遺すものと変えるものを峻別し、全室異なるアクセスを持つ客室や酒蔵のレストラン等、懐古的な保存再生だけではなく、驚きや非日常性をもたらす空間を創出しました。