通天閣改修(免震化 ・ 屋外展望台新設)

  • 設計施工
2015 大阪

免震改修によりタワーの姿を継承する

1956年に内藤多仲によって設計された通天閣を免震化する試み。改修にあたっては内海トラフ大地震などの災害に備えての耐震性の向上、登録有形文化財としての外観の維持、工事期間中の営業の安全・継続の確保が求められた。そこで、改修範囲が基壇部に集約され、外観に与える影響を最小限にとどめることができる鉄塔建造物の中間階免震構造を採用した。また免震化に併せ、上部展望室の上に円形の屋外展望台を新設した。

設計施工
竹中工務店
延床面積
3,063㎡
構造/規模
鉄骨鉄筋コンクリート造,鉄筋コンクリート造,鉄骨造/地下1階、地上6階
受賞
第27回 BELCA賞 
ロングライフ部門
第17回日本免震構造協会賞
普及賞平成28年度耐震改修優秀建築・
貢献者表彰 日本建築防災協会理事長賞 
耐震改修優秀賞
雑誌掲載
新建築 2016.3