奈良薬師寺食堂(じきどう)復興事業

  • 設計施工
2017 奈良

伝統と現代を融合した寺院建築

僧侶の食事の場であった食堂(じきどう)を、参拝や法話を行う現代の宗教空間としての機能を想定した仏堂として復興しました。外観は古代様式による忠実な復元ですが、内部は本来あった柱を抜いて阿弥陀三尊浄土図を祀る大空間としています。この空間を実現するため、構造は鉄骨造とし、表面に見えてくる柱・梁・組物等は木材で化粧する工法を採用。鉄骨と木材の取合いの調整や干渉チェックに設計施工一貫でBIMを導入しました。

構造・設備設計
実施設計、監理
竹中工務店
監修者
鈴木嘉吉
(元 奈良文化財研究所所長)
食堂内部仏画
田渕俊夫
(東京藝術大学名誉教授)
復元基本設計
実施設計監修
監理監修
文化財保存計画協会
内部基本設計
実施設計監修
監理監修
伊東豊雄建築設計事務所
施工
竹中工務店
延床面積
649㎡
構造/規模
鉄骨造/地上1階
受賞
日本建築学会 作品選集2020
雑誌掲載
日本建築学会 作品選集2020
ディテール 214