南禅会館

  • 設計施工
2011 京都

歴史的景観に溶け込む静謐な空間の宿坊

全国の南禅寺派檀信徒の研修・宿泊施設であり、静謐で集中力を高める空間を目指しました。日本有数の歴史的景観を有する南禅寺境内で、深い軒による陰影の強調と水平方向の広がりを重視した形態を、伽藍配置の中心軸を尊重しつつ東山の借景を活かすよう配置しました。内部空間は視線の抜けを重視し、周辺環境を引き入れつつ、引戸類による伝統的な空間の可変性により、禅の精神性にふさわしい「単純・簡明さ」を追求しています。

設計施工
竹中工務店
延床面積
1,202㎡
構造/規模
鉄筋コンクリート造/地上2階
雑誌掲載
近代建築 2011.6