暮らしているだけで健康で活動的になる空間・地域の実現へ 産学共同プロジェクトを開始~産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA)に採択~

2018年9月25日
株式会社竹中工務店

竹中工務店(社長:宮下正裕)は、国立大学法人千葉大学、積水ハウス株式会社、株式会社富士通ゼネラル研究所、リソル生命の森株式会社、日本電気株式会社、イオン株式会社と共に、市場の開拓を成しうる新たな価値として、暮らしているだけで健康・活動的になる住空間・コミュニティをハード・ソフト両⾯から提案するプロジェクトをスタートします。本事業は科学技術振興機構(JST)が公募する産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA)「共創プラットフォーム育成型」※1に採択されました。

研究概要

研究開発課題名:ゼロ次予防戦略によるWell Active Community(WACo)のデザイン・評価技術の創出と社会実装

「ゼロ次予防」とは,本人が意識的努力(運動や健康食など)を行う「一次予防」の概念に対し,本人が意識的努力をせずとも暮らしているだけで健康へと導く社会的環境を指し,WHO(世界保健機関)によって提唱された新たな概念です。
本プロジェクトは、社会環境の整備により疾病を予防するゼロ次予防戦略に基づき、暮らしているだけで健康・活動的になる「Well Active Community(WACo)」を創出するものです。産学共創コンソーシアムにおいて「エビデンスベースドな空間デザイン・設計手法」「地域・空間連動型ウェルネスプログラム」「地域環境・デザインの評価シミュレータ」からなるキーテクノロジーを確立し、相互に活用し社会実装することで達成します。
プロジェクトの成果は、開発された革新的な基盤技術によってデザイン・建設される「WACo」と、「WACo」に連なる新たな基幹産業の創出、これら一連の社会実装を担うイノベーション人材の育成拠点です。

  • ※1大学等と民間企業によるコンソーシアム型の連携により、非競争領域の産学共同研究、博士課程学生等の人材育成および産学連携システム改革を一体的に推進することで、「組織」対「組織」による本格的な産学連携により研究開発を推進するプログラム