2025年大阪・関西万博開催予定地 夢洲での実証実験公募に、【都市型自動運転船「海床ロボット」による都市の水辺のイノベーション実証実験】が採択

2021年05月31日
株式会社竹中工務店

竹中工務店(社長:佐々木正人)は、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会(以下、「博覧会協会」)と大阪商工会議所の主催する、「2025年大阪・関西万博の会場予定地である夢洲における実証実験の提案公募」において、当社を実施主体とする実証プロジェクトが採択されました。
採択されたプロジェクトは、【都市型自動運転船「海床ロボット」による都市の水辺のイノベーション実証実験】です。当社を代表法人として、共同参加法人として国立大学法人東京海洋大学海洋工学部清水研究室、株式会社IHI、炎重工株式会社、株式会社水辺総研、新木場海床プロジェクト、一般社団法人ウォーター・スマート・レジリエンス研究協会による共同プロジェクトになります。

実験概要

日本の都市は水辺(川辺・海辺)を中心に形成されてきましたが、東京・大阪等の大都市も例外ではありません。近年、大都市臨海部は、都市過密化により、交通、物流、環境、防災等の課題が複雑に絡み合っています。こうした課題に対して、人・物の移動を支えるうえで、都市部の低未利用化した水域の活用が重要な糸口になります。
こうした社会課題に向け、都市型自動運転船「海床ロボット」が都市内水域を動き、水辺のさまざまな都市問題を解決し、水辺を変革していく未来を描き、今回の実証を行います。

  • 今後、採択案件について実証実験実施に向け各種必要な調整が行われます。その結果、実験内容・規模、場所等が変更となる場合などがあります。

本公募の目的

今回の公募は博覧会協会、及び大阪商工会議所が、企業等による未来社会を見据えたイノベーション創出の促進を図るため、夢洲をフィールドとした先端技術等の実証実験を公募したものです。本取り組みは、「未来社会の実験場」をコンセプトとする2025年大阪・関西万博の開催に向けた機運醸成の一環として取り組むものです。なお、選考された実証実験案件については、大阪府・大阪市・大阪商工会議所で構成される「実証事業推進チーム大阪」と連携し、チーム大阪がフィールド利用に関する調整等が行われます。