ギャラリー エー クワッドが「第16回西洋美術振興財団賞」を受賞
2021年08月27日
株式会社竹中工務店
竹中工務店(社長:佐々木正人)が運営支援する公益財団法人ギャラリー エー クワッド(所在地:東京都江東区)は、公益財団法人西洋美術振興財団(所在地:東京都台東区、理事長:高階秀爾)より、「アイノとアルヴァ 二人のアアルト」展のコンセプト立案と実現において中心的な役割を果たした功績が評価され、第16回西洋美術振興財団賞「文化振興賞」を受賞しました。
ギャラリー エー クワッドは、2005年に竹中工務店東京本店内に開設して以来、様々な企画展を通して「建築の愉しみ方」や「建築のもつ芸術性や文化」を発信し、質の高い文化の振興に寄与する活動を続けています。
今回の受賞は、北欧フィンランドのモダニズム建築の巨匠アルヴァ・アアルト(1898-1976)とその妻アイノ(1894-1949)の二人の協働による25年間の建築とデザインの軌跡を再検証し、アアルト建築の理想たる「自然との共生・快適な居住性」という建築原理が二人の才能の相手への影響と補完、互いの相乗によるものであるという新しい解釈を示し、学術的に優れた展覧会等の実現に貢献したことが評価されたものです。本展に先立ち2016年、2019年から2020年に同ギャラリーと竹中大工道具館で3つの関連企画展を開催し、これらの蓄積を総合的に大きく結実させ、2021年3~6月に世田谷美術館、7~8月に兵庫県立美術館で「アイノとアルヴァ 二人のアアルト」展を実現しています。本展覧会はコロナ禍ではありましたが、アアルト・ファミリーコレクション、アルヴァ・アアルト財団、公益財団法人竹中育英会の特別な協力を得て実現することができました。
当社は、「竹中大工道具館」「ギャラリー エー クワッド」「竹中育英会」の3つの財団法人の運営支援を通じて、「伝統技能の現代・未来への伝承」「現代の建築文化の社会への発信」「未来の社会を担う人材の育成」を柱とした、過去・現在・未来をつなぐCSR活動により、今後も社会に貢献してまいります。
「西洋美術振興財団賞」について
2006年、西洋美術振興財団により創設。過去2年間に開催された西洋美術に関する展覧会の中から、西洋美術の理解と文化交流の促進、西洋美術研究発展に寄与のあった優れた活動に対し、顕著な業績が認められた個人を「学術賞」、団体を「文化振興賞」として顕彰するものです。
本年度は学術賞2件、文化振興賞1件が選ばれた。
本賞の顕彰式は、10月29日(金)に東京、上野「精養軒」で行われる予定。
ギャラリー エー クワッドの詳細については以下のHPをご参照ください。