竹中工務店と東京大学 社会連携講座「サステナブルなまちの創生」設立シンポジウムを開催~産学連携を通じた共同研究で持続可能なまちづくりを推進~
2022年7月29日
株式会社竹中工務店
竹中工務店(社長:佐々木正人)は、東京大学(総長:藤井輝夫)と、本年4月に産学協創活動の一環として開設した社会連携講座「サステナブルなまちの創生」の設立シンポジウムを、7月14日に竹中工務店のオープンイノベーション活動拠点の一つである「COT-Lab®新橋(新橋 堀ビル)」にて開催しました。
本シンポジウムではオンラインによるライブ配信も行われ、竹中工務店社員、東京大学教職員・学生合わせて200名を超える参加がありました。
冒頭、東京大学の染谷隆夫工学系研究科長より、東京大学と竹中工務店がまちづくりに関する卓越した学究知と技術・知識・実績を結集し、自治体や地域コミュニティと共に複雑化した社会課題の解決に向けて果敢に挑戦していきたい、との言葉がありました。
また、当社の技術開発担当である常務執行役員村上陸太からは、「まちづくり総合エンジニアリング企業」として、豊富な技術・知識・実績を駆使しつつも、あくまで人中心のまちづくりを実現するために、本活動を通じて新たな価値創出を目指していきたい、との意気込みが語られました。
その後、本講座を構成する3つのテーマ
①街区単位の省エネ、再生エネルギー活用による脱炭素の技術開発
②まちづくり環境評価手法の開発と社会実装
③都市・郊外・農村を繫ぐサーキュラーエコノミーの実現
ごとに、各ワーキンググループの担当教官(建築学専攻:赤司泰義教授、都市工学専攻:藤田 壮教授、自然環境学専攻:寺田 徹准教授)から活動報告が行われました。
それを受け、パネルディスカションにより今後の取組みに関して活発な質疑応答、討議が繰り広げられ、締めくくりとして、本講座の特任教授である都市工学専攻の浅見泰司教授により総括が行われました。
最後に、当社技術本部長の菅田昌宏から、東京大学との協創により新たなまちづくりの施策、技術・サービス・事業等を社会実装することで、カーボンニュートラルでサステナブルなまちの実現に貢献していく旨、強い決意表明がありました。