都市型自動運転船「海床ロボット」の商業施設における展開越谷レイクタウンウォーターサイドフェス「Lake and Peace 2022」にて、水上移動屋台による飲食を検証

2022年10月7日
海床ロボットコンソーシアム

「海床ロボットコンソーシアム(※)」は、10月1日~2日にレイクタウン大相模調節池周辺(越谷レイクタウン駅より徒歩5分)で実施された地域密着型ウォーターサイドフェス「Lake and Peace 2022」にて、水上を乗船移動するものと、カフェ仕様にアレンジしたものと、2種類の都市型自動運転船「海床(うみどこ)ロボット」を出展しました。
当日は、関係者が20分間程度の乗船時間で、水上での移動と、海床カフェを体験し、楽しまれました。カフェ仕様の海床ロボットについては、水上にて滞在するお客様に対して、水上屋台が移動しサービスを提供するものであり、水辺の賑わいづくりに関する新しいサービスの実証実験をしました。

  • (※)海床ロボットコンソーシアム
    株式会社竹中工務店、国立大学法人東京海洋大学海洋工学部清水研究室、株式会社IHI、炎重工株式会社、株式会社水辺総研、新木場海床プロジェクト、一般社団法人ウォーター・スマート・レジリエンス研究協会、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社から成る共同プロジェクト。
実証実験の様子1
実証実験の様子 1
実証実験の様子2
実証実験の様子 2

海床ロボットの概要

3m×3mの水上の床が自動で動かせられる都市型自動運転船の技術です。
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会(博覧会協会)と大阪商工会議所の主催する、「2025年大阪・関西万博の会場予定地である夢洲における実証実験の提案公募」に2021年5月に採択されています。
2021年12月には、大阪城公園の東外堀にて「水上自動走行」、「自動離着岸」、デジタルファブリケーションを活用して用途に応じて船の上屋の変更が可能な仕組みの検証を終えています。

今回、出展した「海床ロボット」について

カフェのカウンターを海床の上につくり、そのカフェが、水上を自動運転し、水上の船や水辺にいるお客様に、珈琲を提供する、水上移動屋台を設けました。
今回出展した海床ロボットの上屋は、埼玉県小川町のセンティード工房において、デジタルファブリケーション技術を用いて、木材を切り出し、釘をつかわず組み立てました。

今後の活用イメージ

都市の静水面において、商業施設などとの連携により、人や物を運んだり、サービスを提供したり、エンターテイメントへの活用を描いています。