「タリンアーキテクチャ ビエンナーレ2022 国際アイデアコンペティション」で最優秀賞を受賞
2022年11月25日
株式会社竹中工務店
「タリンアーキテクチャ ビエンナーレ2022 国際アイデアコンペティション」で当社大阪本店設計部の提案が最優秀賞を受賞しました。
同コンペティションは、第6回目を迎える「Tallinn Architecture Biennale 2022」にて実施されたもので、持続可能性に配慮した循環型都市モデルを提案するものです。1970年代にエストニアの首都タリン郊外で開発が行われた集合住宅群の老朽化や、アメニティの欠如などの課題解決を目的に行われました。
オランダを拠点とする建築家集団MVRDVのWiny Maas(ヴィニー・マース)を委員長とする国際的に著名な建築家達による審査が行われ、応募総数36案の中から当社案が選ばれました。
「Tallinn Architecture Biennale 2022」は、2022年9月7日(水)~10月31日(月)にかけて、開催されました。テーマを“Edible; Or, The Architecture of Metabolism”(食、あるいは建築のメタボリズム)とし、さまざまなイベントが開催されコンペティションの展示も行われました。
当社のモデル提案(Dynamic Equilibrium City-動的平衡都市-)
持続可能な都市の実現には「タリン郊外の森」「集合住宅群」「建築資源」の3つのスケールの循環が重要だと考え、地域資源で循環可能なモデルを提案しました。エストニアの豊富な森林資源を活用し、古くなったところから解体と更新を繰り返し、森林のサイクルに合わせて集合住宅群全体を40年間かけて少しずつつくり替える建設プロセスと、解体が容易で、つくり替えていくことを前提とした設計手法が高い評価を得ました。
受賞者
大阪本店設計部 市川雅也 大脇春 田島佑一朗 重村浩槻 吉村純哉 赤堀巧 前田龍紀 鈴木暢人 小林佑輔
設計本部 神戸寛貴