「竹中工務店　北海道地区FMセンター」がウッドデザイン賞2023最優秀賞（国土交通大臣賞）を受賞

竹中工務店（社長：佐々木正人）が設計施工で建設した「北海道地区FMセンター」が、「ウッドデザイン賞2023」（主催：一般社団法人日本ウッドデザイン協会）において最優秀賞（国土交通大臣賞）を受賞しました。

「ウッドデザイン賞」は、木の良さや価値を、デザインの力で再構築することを目的として、優れた建築・空間や製品、活動や仕組み、研究等を募集・評価し、表彰する顕彰制度です。

※ウッドデザイン賞2023についてはこちらをご覧ください。

北海道地区FMセンター^※1は亜寒帯気候における非住宅木造のプロトタイプを目指した当社のオフィスです。北海道の豊富な森林資源の利活用の活性化を目指し、戸建住宅用として製材された一般流通材の非住宅建築分野への適用拡大を可能とする新たな木架構システム「ダブルティンバー®」を開発し、本建物へ初適用しています。設計・調達・製作・施⼯までの全てのフェーズにおいて特殊技術を必要としない汎⽤性の⾼い本システムの適用によって、道産木材採用率100％としたローカルファブリケーションを実践し、北海道の森林とまちをつなぐ循環に貢献しています。
半透明の外皮で包み込んだ温熱入れ子構成とすることで、安定した室内環境が確保された中心部の執務スペースと、そのまわりに四季の変化を享受する「亜寒帯の縁側」とも呼べる新しい中間領域が共在する豊かな木造・木質空間を創出しています。
また、環境認証として「CASBEEスマートウェルネスオフィス」の最高位となる「Sランク」とBELSのZEB Readyを取得しています。

※詳細は以下をご覧ください

当社は同賞において、内子龍王バイオマス発電所で奨励賞を受賞した他、計10件受賞しました。
竹中工務店は、国産木材の利用や流通で森林資源と地域経済の持続可能な好循環を目指す「森林グランドサイクル」を提唱し、地域の課題解決を図っています。