竹中の人
20代で得られた
貴重な 「海外
勤務」
梅田 直子
Umeda Naoko
国際支店
シンガポール事務所(2019年2月掲載当時)
梅田 直子
子供のころから
意識していた 「海外」

小学生の頃、父親の仕事の関係で4年間、ニューヨークで暮らしていました。
兄弟も海外勤務が多く、私の中で「海外」は身近なものでした。いつかは自分も海外で働きたい!そう思うようになり、入社時から海外勤務を志望しました。
入社して3年間、東京本店で経理を担当した後、2年間の海外ジョブローテーションでシンガポール事務所に赴任することが決まりました。
もともと英語に興味があったので、小学生からずっと勉強は続けていましたが、両親や兄弟から「学校で使う英語とビジネスで使う英語は違うよ」と言われていました。シンガポールに着任し、現地のローカルスタッフと仕事をする中で、その言葉の意味を痛感しています。

先輩の背中を追う毎日

シンガポール事務所には、駐在員が27名、ローカルスタッフが約270名在籍しています。シンガポールをはじめ、マレーシア、インド、フィリピンなど国籍も様々です。私は管理業務を担当していますが、その内容は総務、人事、経理、法務、工務、ITと多岐にわたります。着任時からマネージャーを拝命し、16名いるメンバーの業務管理も担っています。

週に1回、各部門のマネージャーが集まる会議にも出席します。そこでは、プロジェクトの進捗状況を確認するだけでなく、シンガポール事務所全体の目指すべき姿や課題を議論します。先輩方の、自部門のトップとしての責任感や、より良い組織にしていこうという真摯な姿勢に日々刺激を受けています。

事務所にて打ち合わせ

事務所にて打ち合わせ

プロジェクトに関わる喜び

日本にいる時はプロジェクトに直接関与することがなかったのですが、シンガポールでは、予算作成、契約関連業務、請求書発行、損益管理、決算資料作成から式祭の事前準備まで、さまざまな形でプロジェクトに関与しています。プロジェクトに関わることで、建物をつくる魅力を改めて感じています。

IT関連業務では、現地のローカルスタッフやITベンダー、日本のICT担当者と連携しながら、パソコンの調達からセットアップまでを行いました。いろいろな関係者とプロジェクトを遂行していくことは、緊張感もありましたが楽しくもあり、自信にもつながりました。

作業所などの働く場所も、スタッフの国籍もさまざま。年1回、パーティーを開催し、事務所長が抱負を述べることで、ビジョンを共有しています。また、オフィスでは英訳した社是の掲示、作業所では日本同様の「朝礼」を行うことで、現地のローカルスタッフと竹中工務店の「想い」を共有しています。

式祭会場にて打合せ

式祭会場にて打合せ

交友を広げ、
オフは大好きなテニス!

会社と自宅の往復だけの生活にならないよう、事務所から電車で1時間ほどの市内で暮らしています。行き帰りに寄り道をして、リフレッシュやシンガポールの文化を吸収する時間にしています。

オフの日は大好きなテニスをしています。シンガポールには日本からの若手駐在員が多く、他社の駐在員や地元の友人とテニスを楽しんでいます。
また、日本の団体や協会が主催する会合に参加することで、同業他社や女性駐在員との交友が広がっています。やはり、日本人と食事を楽しんだり、悩みを打ち明けたりできるのはとても心強いです。

休日にテニスの仲間たちと

休日にテニスの仲間たちと

改めて感じた
海外で働きたいという思い

海外ジョブローテーションの期間は残り半年、その後は日本に戻ります。
先輩方のように一人で管理業務が行えるよう、残りの時間をより一層の気合を入れて臨みたいと思います。今後は業務の幅を広げるだけでなく、自分の強みとなる専門性を磨いていきたいと思っています。

シンガポールにも、子どもを育てながら働く女性がたくさんいます。私もいつかそうなった時、彼女たちのように働きたいと励みになっています。

今回、海外勤務の機会を与えられ、改めて海外で働きたいという思いが強くなりました。20代で与えられた貴重な時間に責任と誇りを持ち、世界のどこでも通用する知識を身につけ、また海外で働くことができるように仕事に取り組みたいと思います。

シンガポール事務所の仲間たちと

シンガポール事務所の仲間たちと

back number