実験棟・実験施設

実験施設のCG画像を360°ビューアーでご覧いただけます。
各施設をクリックしてマウスを動かしていただくと施設全体像がわかります。

ホールの響きを再現する視聴実験室

ホールや劇場において演奏者から客席までの直接音や反射音の方向と振幅の時刻歴をコンピュータで数値解析して完成後のホールの響きを予測し、立体音響再生技術を用いて,部屋の形状や材質による音の違いを聴感で確認します。

世界有数の封じ込め性能を有するバイオクリーンルーム

用途に応じて室圧のコントロールが可能です。設備導入を考えておられる方々に実際に使っていただき建てる際にはどのような配置が良いかなどをご検討いただいています。

世界有数の載荷能力をもつ耐火実験棟

載荷能力30MNの世界最大級の多目的耐火炉で柱・梁・床の耐火実験ができます。南実験棟にも10MNの装置がありますが、建物の高層化に対応するため2009年に新設しました。外部に設置した「サスティナブルフレーム®」を利用し、各種環境技術の開発・研究も実施しています。

サスティナブルフレーム®はこちら

部材強度を評価する構造実験設備

地震に強い建物をつくるため、部材の強度や壊れるときはどのように壊れるのか、などを調べています。2000ton静的加力装置は試験体に圧縮2000t,引張 1000t までの荷重を加えることができる装置です。

電磁波の遮蔽性能を評価する電波暗室

電磁シールドによって室外の電磁波の侵入がなく、電波吸収体によって室内の電磁波反射がおきない実験室です。 電磁シールド扉やシールド壁材などの遮蔽性能を検証したり、電波吸収体の性能確認を行っています。

建物を支える地盤挙動を評価する遠心模型実験室

高速で回転することで試験体(地盤や構造物の模型)に遠心力を与え、その挙動を調べます。 模型実験でありながら実物に近い地盤の挙動を再現できます。地下の圧力に耐えられる基礎の開発や、軟弱地盤の改良技術の開発を行っています。

風に強いまちづくりのための風洞実験室

ビル風や風切り音の検証を行います。円盤形のものはドーム建築の際に使用した模型です。風洞内でターンテーブルに載せ、角度を変えながら風をあてていき、計画建物建設後の周囲の風の動きや建物への風加重などを調べます。

自然と建物の調和を目指す緑化実験スペース

植物の蒸散作用によりヒートアイランド現象緩和と目にやさしい景観の創出をしようとしているのが壁面緑化です。花の咲く樹木を植えているのでスケール感があり、大きな建物にも映えます。また年間を通して季節感を楽しめます。

竹中技術研究所Giken Watch