建築物架構の高度な耐火解析技術

架構(建物の骨組)の火災時の安全性を高精度に予測します。

架構(柱と梁から構成される骨組)の耐火性能(火災時の構造安全性)を高度な数値解析によって予測する技術です。
これまで建物の耐火性能を評価する際に用いるモデルは、ほとんどが2次元のものでした。本技術では3次元の有 限要素法(FEM)を用いることで、火災時の架構の動きをこれまでより詳細に再現することが可能になりました。
「基本的な耐火性能を付与する耐火設計」の一歩先を行く「火災時の架構の挙動を明確に示したうえでの合理的な耐火設計」を目指しています。

未来の耐火設計技術を一緒に作りませんか?

髙田 明伸Takada Akinobu

技術研究所 未来・先端研究部門

日本国内では3次元の有限要素法を用いた耐火の数値解析の事例が少なく,必要なノウハウを一つ一つ積み上げていきました。今では社内から耐火解析に関する問い合わせが来るようになり,やりがいを感じています。

架構の耐火性能を数値解析によって解明する研究は,計算機の能力向上に伴って近年急速に進歩しています。まだまだ発展途上の耐火解析の研究を一緒にやりましょう!