小型ロボットは単純な動作しかできませんが、複数台が同時に働くことで必要な業務を短時間で行うことができます。たとえトラブルで動作を継続できないロボットがいても、全体としてミッションを完遂します。
建設現場内を多数の小型ロボットが動き回り、記録や検査などの管理業務を代替し、作業員の負担を減らす技術です。将来は惑星(月、火星)探査を目指します。
なお、本研究はJAXA宇宙探査イノベーションハブ事業によるJAXA・中央大学(理工学部 國井研究室)との共同研究です。
宮口 幹太Miyaguchi Mikita
技術研究所 未来・先端研究部
アニメや映画で、宇宙船などが壊れたりすると、どこからともなく、ワサワサと小型のロボットがたくさん集まって勝手に修理をしてしまうようなのを観たことがありませんか? グリム童話の「小人の靴屋」のように、人が寝ている間に代わりに仕事をしてくれるような群で働くロボットならきっと宇宙だけでなく地上でも役に立つのではないかと考え、SFの世界を実現しようと研究開発をしています。