未来の
私たち
竹中工務店ではサステナブル社会の実現に向けた取り組みとして環境コンセプト
人の感性や創造性を高め、自然を活かし、ライフサイクルCO2ゼロからカーボンニュートラルな社会の実現を目指す
ことを掲げ、人と自然をつなぐ活動を進めています。
サステナブル社会の
- 健康・快適で豊かな暮らし
- 地球環境をまもる
- ひとびとの多様性の尊重
竹中工務店では暮らしの舞台である“まち”を、竹中グループの事業領域としてとらえています。構想段階から企画、計画、建設、維持運営まで、「まちづくりの全てのステージ」に取り組むこと、この目標に対してグループの総力を結集してグローバルに取り組むことを、私たちは目指しています。
未来のまちづくりに向けて、研究開発、取り組んでいるものの中から特に力を入れている技術をご紹介します。
2050年に都市でカーボンニュートラルを達成するための3つの戦略
竹中工務店では、3つの戦略を段階的に進め、「人」中心のまちづくりという視点を考慮しながら、都市レベルでの達成を目指していきたいと考えています。
-
「環境地区計画」により、街区や建物の配置を整える
ビルが多く建っていると風や光を活用した省エネは十分に発揮できないため、それらを集約したり、配置を整えたりすることで、まち全体で風と光の恩恵を受けられるようにしていきます。また緑地のような公共空間を整備することもできます。竹中工務店ではエネルギー性能や環境を考慮した地区計画を「環境地区計画」と名付けて提案しています。
-
窓や扉の開閉を、都市単位でコントロールする
建物の換気や採光も都市単位で連動して実施し、季節や時間帯で変わる風や光を捉え、まち中の扉や窓の開閉をコントロールしたり、太陽光を反射するルーバーの向きを調整したりなどを一体となって自然換気できれば、冷暖房などのエネルギー消費を抑えることが期待できます。
-
都市のデータを活用して「人の行動」を促す
まちの中の快適な場所を人々に伝え、屋外へ導く戦略。
暑い夏の日はエアコンの効いた建物の中でじっと過ごしてしまう。人々が屋内に閉じこもると、都市排熱によってさらに都市が熱くなってしまいます(ヒートアイランド現象)。このような悪循環を解消するため、快適スポットを創り出し、人々の行動を誘発していきます。
高度解析技術
計算機の能力の進展に伴い、高度な数値解析が可能に。これまで実現できなかった高い性能の建物を実現することができるようになりました。
竹中工務店では「空間づくり」や「まちづくり」に不可欠な技術である数値解析技術の研究開発を進め、安心で快適な暮らしの実現を目指します。
- 数値風洞による
ビル風の評価 - デジタル空間上に建物を再現し、建物に作用する風の力を計算で簡単に評価することが可能です。
- 建築物架構の
高度な耐火解析技術 - 架構(柱と梁から構成される骨組)の耐火性能(火災時の構造安全性)を高度な数値解析によって予測する技術です。
調の森SHI-RA-BE®
-
竹中工務店は、自然共生社会の実現と持続可能なまちづくりを目指して社会課題の解決に取り組んでいます。 調の森 SHI-RA-BE® では、社内外の研究者・技術者や地域の人々との協働を積極的に推進し、オープンイノベーションを誘発しながら、自然を活かした多目的で革新的なグリーンインフラ・生物多様性保全分野の研究開発を進めています。