#01現在の仕事内容
現在私は、竹中工務店が米国西海岸で保有する不動産物件のマネジメントを担当しています。オフィス物件をサンフランシスコとシアトルで1件ずつ、ホテル物件をサンフランシスコで保有し、また、ポートランドでは集合住宅の開発を行っています。現地企業やスタッフと協力しながら、各物件の利益を最大化することが私のミッションです。
サンフランシスコ事務所は私以外に所長・ローカルスタッフ2名を含む4名で運営しています。アメリカは日本と比べ、社会情勢や市場の変化の大きな国です。最近では、リモートワークの普及や物価上昇に対応するための利上げなど、大きな変化がありました。そのため、普段から現地で情報収集し、タイムリーに対応しなければなりません。複数の物件管理に携わりつつ、マーケットを分析し戦略を立てることが求められています。
#02海外で働く上で大切なこと
海外で働くにあたっては、自分の専門分野に関する知識を深める必要があります。私は2023年にサンフランシスコ事務所に赴任しましたが、アメリカではゼネラリストよりもスペシャリスト(エキスパート)を重視する傾向があり、特定分野における一定以上の知識が求められます。
通常業務の中ではもちろんのこと、余暇時間も資格取得の勉強を通してそれを獲得するよう努めています。難しいと感じる場面も多々ありますが、知識を深めれば深めるほど、分かりやすく仕事の成果が上がるので、同時に大きなやりがいを感じています。
私は入社後、工務部や経理部に所属していましたが、海外事業部ではそれらの経験を生かしながら、見聞を広める努力を継続しています。海外で働くことに熱意を持つためには、自己研鑽を怠らないことが重要だと思います。
#03竹中工務店で実現したいこと
竹中工務店は、日本のみならず世界でも、超高層ビルや空港、ホテルなどの大規模なプロジェクトから、歴史的な建物の改修や保存などの文化的なプロジェクトまで、幅広く手がけています。海外で仕事をしていると、人口減少が進む日本よりも、成長が見込まれる海外市場に注力することの重要性を痛感します。
アメリカで不動産物件のマネジメントや新築集合住宅の開発を行う際には、日本とは異なる法律や商習慣に対応しながら仕事を進めなければなりません。苦労はしつつも、新たな知見を得る機会に幸運を感じています。
日本とアメリカの市場の違いを比較すると、ビジネスモデルや仕事の進め方において、改善すべき点や学べる点が多く見つかります。私は今後も不動産開発などの新事業に挑戦し、竹中工務店の海外展開に貢献していきたいと考えています。
1日のスケジュール
- 08:30
- 出社|出社後すぐにメールチェック。
- 10:00
- 打ち合わせ|開発案件の現地デベロッパーと打ち合わせ。ビジネスパートナーとの信頼関係構築のため、毎回内容を精査する。
- 12:00
- 昼食|物価高のため、昼食を購入する際は価格と量としっかりと吟味する。
- 13:00
- デスクワーク|物件の収益予想、予算づくり、レポート作成等。政治経済に関する情報をタイムリーにフォローする。
- 15:00
- 物件視察|競合の不動産物件の視察。実際に自分の目で見て、トレンドを把握する。
- 18:30
- 帰宅|仕事を終えて帰宅。マーケットの変化を肌で感じるため、市内を自分の足で見て回る。
OFFの過ごし方
休日は主に資格取得のための勉強をしています。また、忙しいとついサボりがちですが、筋トレも頑張るようにしています。サンフランシスコは一年中気候が穏やかなので、いつでも気軽に散歩を楽しめます。仕事で行き詰まったときは、気分転換に妻と近所を散策したり、たまの外食を楽しんでいます。