海外駐在社員レポート08 シンガポール

シンガポールはアジアの経済発展を牽引する国として、多くの建設プロジェクトが行われています。私は2024年に設立50周年を迎えるシンガポール事務所の営業部門長として、シンガポール国内における受注活動を担っています。これまでチャンギ空港や超高層ビルなど、シンガポールのランドマークとなる建物の建設に携わってきました。アジア地域の営業活動も担当し、タイやベトナムなど他国でも出張ベースで活動しています。

北海道支店に勤務していたときから、海外クライアントを担当しており、お客様と長く続く関係を築いてきました。竹中工務店の技術やサービスを提案し、信頼関係を構築し、パートナーとして選ばれること最大のやりがいです。もちろん、プロジェクトには困難なこともありますが、それだけに新しい発見や多くの刺激もあります。チームで協力して解決することに、成長を感じる日々です。

海外で働くということは、さまざまな国の文化や習慣に触れるということ。海外のお客様のニーズや期待に応えるためには、その国の特性を理解し、当社のスタンダードを守りながら、柔軟に対応する必要があります。「竹中工務店に依頼すれば、どこの国でも期待を超えてくれる」という理想に向かって、一歩ずつ、確実に、海外事業の拡大に寄与していきたいと思っています。

竹中工務店は400年以上の歴史を持ち、世界に類を見ない設計・施工一貫体制を誇る会社。建築専業で非上場ですが、設計から営業まで多種多様なプロフェッショナルが世界中に1万3,000人以上在籍しています。私は営業マンとして、竹中工務店のユニークさとプロフェッショナリズムを世界に発信し続ける使命感を持っています。

今後ますます海外での建設需要は高まっていくので、お客様の期待に応えられるよう邁進していきます。

私は長く身を置くアジア・オセアニア地域での建設需要や業界動向に注目しています。この地域では、経済発展や人口増加に伴って多様な建設ニーズが生まれています。これらのニーズに応えるには、当社の営業エリアや活動セグメントの拡大が必要不可欠。現地のステークホルダーと良好な関係を構築し、僅かなビジネスチャンスの種を新たな事業機会へと発展させていかなければなりません。私は竹中工務店の一員として、これらの活動に積極的に関わり、当社の海外事業拡大に貢献したいと思っています。

もちろん、海外での事業展開には予測不能なリスクや困難もあります。順調に進んでいると思っても、どこに落とし穴があるか分かりません。さまざまなトラブルに対応するためにも、危険予知能力や土壇場での対応力を高めていくこと。そして、何よりチームワークやコミュニケーションを大切にしながら、着実に前進していこうと思います。