海外駐在社員レポート09 ニューヨーク

2021年4月に開発事業本部海外事業部に配属されて以降、弊社がニューヨークで保有するオフィスビル2件とホテル1件の合計3件のアセットマネジメント業務を担当しています。ニューヨークにおける競争力強化および資産価値向上のため、さまざまな戦略やプロジェクトを実施しています。

現業では、プロパティマネジメント会社やホテルオペレーターを中心に、多くのステークホルダーと協力しながら、収益の最大化をミッションとしています。また、不動産価値向上のために、考え方の違いや意見の衝突に悩まされながらも、多くの人と協働して、最終的に、どのように収益向上に貢献できるかを模索しています。

もちろん、予期せぬトラブルやハプニングが頻発しますが、ひとつひとつの困難を乗り越えていく中で、自身の成長を感じています。

海外で働く上で、異なる文化や商習慣を持つ方々と協働して仕事をすることが重要だと感じています。バックグラウンドが異なる相手の考え方を理解することは、想像以上に大変なことは多いです。

一方で、さまざまな困難に直面した際にも、自分の意見を伝え、互いに歩み寄り合意形成を図ることに強い魅力を感じています。コミュニケーションを取る際は、常に相手の立場を考え、5W1Hを明確にすることを意識しています。常日頃から多様性を意識し、何事も上手く物事が進まないことが当たり前と捉えるようになり、さまざまな考え方が乱立することを念頭に置いています。

渡米当初は、考え方の違いを受け入れるのに時間を要しましたが、今では、違いを当然のことと考えられるようになり、少しずつ自身の成長を実感しています。

私自身は、会社のネームバリューに依存することなく、商習慣が異なる環境において、常に自分自身の存在価値を発揮できるビジネスマンでありたいと思います。

いかなる場面においても、ゼロサムゲームにならないように、相手を尊重した上で、自分の意見をしっかり伝えることで、Win-Winな関係を構築できるようにしていきたいと考えています。そのため、視野を広げるとともに視座を高めることを念頭に置いた上で、専門性に磨きをかけて、バックグラウンドの異なる方から、信頼・信用を獲得できるようにしたいと思います。

決して簡単なことではありませんが、厳しい状況においても自身の価値を証明することができれば、人や環境に依存せずに、自分自身の成し遂げたいことに注力できるので、そのためにもまずは、専門性のブラシュアップから始めたいと思います。