Interview 10
当たり前を徹底し、
安達 大介
2020年入社 工学部 電気電子システム工学科卒毎日違うストーリーが
就職活動は電気を軸にさまざまな業界を検討していました。建設業界を志望したのは、日々の仕事内容が異なり、毎日違うストーリーがあるからこそ、そこにやりがいを感じられると思ったからです。入社1年目に寮で共同生活を送り、同期との絆を深められる点に魅力を感じ、竹中工務店を選びました。
設備は竣工してからが本当の始まり
集合住宅の設備施工管理を担当しています。品質やコスト、工程、安全、環境の管理はもちろんのこと、プロジェクトの背景を理解し、建築主の想いをどう反映するか、建物が地域活性化にどう寄与するか、といったことまで考えなければなりません。また、建物が竣工して終わりではなく、設備に関してはむしろ竣工してからが本当の始まりです。不具合がなく、エンドユーザーが何十年先まで安心して建物を利用できるように、日々施工図を作成確認し、図面通りの施工確認まで行っています。建築主や所轄官庁、協力会社、設備メーカー、作業員など、関わる人は何百人、何千人にもなるため、より円滑に仕事を進めるためにも相手によって伝え方を変える工夫をしています。
計画通りの施工と
大型の設備機器を搬入することがありますが、単純に現場に入れたらいいわけではありません。必要躯体や金物などの建築図面への反映、機器発注図面の確認、機器を搬入するためのルート確保、搬入日の工程調整、搬入当日の安全作業の実施、竣工後の更新計画など、仕事は非常に多岐にわたります。先日の搬入では私の不手際により、設備機器を設置するためのスペースが十分に確保されていないというトラブルがありましたが、他建築担当や協力会社と連携して計画通りの搬入ができました。計画通りの施工と災害ゼロで終わることは当たり前のことですが、その当たり前を自分の計画で実施できたことがうれしかったです。
従来の常識に
竹中工務店は業界トップクラスの品質を誇っていますが、昨今の人手不足により品質低下することは絶対に許されません。限られた人手で今までと同等の品質、それ以上の品質を確保することは、これまでの当たり前の思考を崩す必要があります。私は設備施工管理の経験が浅く、いい意味で当たり前の基準を持ち合わせていません。自分のアイデアが常識外れの場合もありますが、それが新しい工法につながる可能性もゼロではないわけです。竹中工務店はアイデアを提案する機会が多いため、今後は従来の常識にとらわれない工法を確立し、高い品質水準の確保に貢献したいと思います。
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私の好きな竹中作品
啓明学院100周年記念館
入社2年目、初めて設備設計として担当したプロジェクトです。壁一面がガラス張りで、開放感抜群の作品になっています。私だけでなく意匠設計と構造設計も若手社員で、未計経験のことが多く苦労しました。竣工式の建築主のスピーチで「設備は安達さんのおかげで…」と名指しで褒められ、苦労が報われた気がしました。
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OFFの過ごし方
休日はよくキャンプに行きます。先日は作業所の若手メンバーと一緒に海沿いでキャンプをしました。特に夜の焚火が好きで、焚火を見ながら同僚と話したり、何もせず、ボーっと夜空を見たりと、自由に過ごしました。焚火はリラックス効果もあるようで、普段の疲れが取れます。