青野 真和

Interview 06

設備(設備設計)

青野 真和

2020年入社 工学部 環境エネルギー工学専攻卒

一品生産で地域に大きな影響を与える

大学で環境エネルギー工学を専攻していたので、それを活かせる業界を検討していましたが、インフラ系がメインで、正直なところ建設業界への志望度はそれほど高くありませんでした。そんな中、竹中工務店への入社を決めたのは、一品生産で、ものづくりを行い、地域に大きな影響を与える仕事にやりがいを感じたからです。

お互いの専門性を共有し、最適な設備設計を

電気・空調・衛生・防災の設備設計として、研究施設や工場、事務所などの物件を主に担当しています。設備は天井裏や床下、壁の中といった普段は目にすることのない場所に設置されているケースが多く、建築主もその機能を正確に理解していないことも多いです。
一方、特に研究施設のような特殊な施設では、必要な設備がどのようなものなのか、こちら側の理解が及ばない場合もあります。そのため、メーカー、協力会社、建築主も含めてお互いの専門性をしっかり共有し、その上で最適な設備設計を行うことが重要です。建築主の要望を叶えるのはもちろんのこと、建築主の気づいていない新たな価値を提案、実現することがミッションとなりますが、まだまだ経験が浅いので、試行錯誤を重ねる日々です。

細かい部分、見えない部分にも妥協しない

設備設計を担当している研究施設が来年竣工を迎えます。同じ建物の中に複数の部門が入っており、エンドユーザーまでの要望を建物に取り込むことに、非常に苦労しました。ユーザーレベルでは様々な要望がありましたが、言われたことを言われた通りにする、ただの御用聞きにならず、設備のプロとして広い視野で最適を考えることそして、使い手のことを考え尽くし、細かい部分、見えない部分にも妥協しない竹中工務店の姿勢を自分も体現できたかな、と思っています。
私が設備設計者として初めて関わっているプロジェクトでもあり、初めて竣工になると思います。これまで建築主に提案した内容や、意匠設計や協力会社と協力して考えたことが形になったとき、自分がどんな感情になるのか、今から楽しみです。

自分が主となりビッグプロジェクトを推進

プロジェクト期間は非常に長く、数年単位になります。まずは最初から最後までやり遂げること。自分が主となって大きなプロジェクトを推進し、想いのたくさん詰まった作品を世に送り出したいです。“青野さんが設計してくれたから、こんないい建物ができた“とのようなことを建築主に行ってもらえるような仕事ができればと思います。
また、竹中工務店には、建築において日本初の取り組みがたくさんあります。誰もやったことのないことに挑戦できるのは、業界をリードする企業だからこそ。その環境を活かし、私も一日でも早く一人前の設備設計となって、自分の力で日本初を手がけてみたいと思っています。

パーソナル
  • 私の好きな竹中作品

    大阪梅田ツインタワーズ・サウス

    JR大阪駅前に立地し、老朽化した2つのビルを道路上空で一体化して建て替えた百貨店、オフィス等からなる大型複合施設です。入社2年目から現場の設備担当として携わっていたので特に思い入れ深いのですが、今でも現地を訪れた際には、たくさんの作業員さんにもまれてたいへんだったなと、当時の思い出が鮮明によみがえります。

    大阪梅田ツインタワーズ・サウス
  • OFFの過ごし方

    スポーツを観るのが好きで、野球、サッカー、バスケットボールなど、さまざまな競技を現地観戦しています。大声を出して盛り上がれる場所を求めているのかもしれません。また、最近ダイビングのライセンスを取得し、沖縄の宮古島の海を潜ってきました。海底の世界で現実逃避しましたが、なんとか仕事復帰できました(笑)。

    OFFの過ごし方