Interview 22
作業所のニーズに寄り添い、
中村 太以智
2019年入社 経済学部 経営学科卒周囲と協力して目標を達成する
学生時代の部活動を通じて、周囲と協力して目標を達成することの難しさと、同時にそれが実現したときの大きな喜びを体験しました。優れた建築物を創造するという目標に向かって、さまざまな関係者と協働する建設業界に共通点を感じ、最終的に竹中工務店を選んだのは、魅力的かつ革新的な建築物を数多く手がけていたからです。
作業所と連携しながら損益を管理
竹中工務店の経営理念である「最良の作品を世に遺し、社会に貢献する」の実現には、長期的な利益の安定確保が不可欠です。各本支店では、経営計画に沿った利益目標を設定しています。私は大阪北地区を担当し、プロジェクトの最前線である作業所と緊密に連携しながら、損益管理に取り組んでいます。日々の作業所巡回を通じて、作業所長や施工事務から詳細な情報を収集し、プロジェクトの現況把握と損益予測を実施。さらに、資源高や円安といったリスクを早期に察知し、内勤部門の要として他部門とつながることで、プロジェクトの成功に貢献しています。50以上の作業所を管理しているため、取り扱う金額はかなり大きく、その分やりがいも大きいです。
作業所の想いと挑戦を実現するサポート
私は以前、作業所で施工事務を務めていました。関西地方を直撃した大型の台風が原因で、工事中の施設の電気室に重大なトラブルが発生したのですが、作業所長や工事担当とともに必死で対応策を講じ、なんとか危機を脱して建築主の信頼を回復することができました。そんな現場でのリアルな経験があるからこそ、今は工務部の立場で、作業所の想いと挑戦を実現するサポートをしたいと思っています。作業所が抱える課題やリスクに対して、内勤部門の専門知識を提供し、迅速な解決を図ること。そして、作業所のニーズに寄り添い、多角的に支援しながら、各プロジェクトを成功に導いていくこと。それが私の想いの実現だと感じています。
竹中ブランドの国際的な認知度向上に貢献
成果が形として残り、人々の暮らしに密接に関わり、その人生を豊かにできる仕事。それが私の就職活動の軸でした。当時思い描いていた理想の仕事に携わることができていると、日々実感しています。今後については、キャリアの早い段階から海外事業に挑戦したいと思います。竹中工務店は1960年から海外事業を展開し、世界各国で多種多様なプロジェクトを手がけています。異国の市場や文化に触れることで得られる知見、あるいは、グローバル視点やマネジメントスキルを、プロジェクトの円滑な遂行に生かしていきます。また、現地法人の安定的な成長に寄与するとともに、竹中ブランドの国際的な認知度向上に貢献したいと考えています。
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私の好きな竹中作品
札幌ドーム
私が建設業界を志したきっかけは、大学時代のアメリカンフットボール部での経験です。特に印象深いのが札幌ドームでの試合で、広大なフィールドと観客席が一体となった空間は、選手のモチベーションを大きく高めてくれました。それから、多くの人々の記憶に残り、感動を与える建築物を創造することが私の目標となりました。
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OFFの過ごし方
家族と一緒に過ごす時間を大切にしています。子どもの無邪気な笑顔に見ていると、心が温まり、日々の疲れが一気に吹き飛びます。子どもがもう少し大きくなったら、うめきた公園や神戸須磨シーワールドといった竹中作品に連れていき、「これはパパの会社がつくったんだよ!」と、自慢したいと密かに思っています。