Interview 12
全店全作業所の施工を
西山 慶
2018年入社 電気科卒メンバーと協力し
工業高校の電気科出身で、そこで学んだ知識が活かせる就職先を検討していました。また、サッカー部に所属していたこともあり、メンバーと協力しながら目標に向かって突き進むような働き方が自分には合っている、とも考えていました。竹中工務店は有名な作品が多く、その作品づくりに携わりたいと思い志望しました。
作業所のためになるサポートを
作業所の仮設電気の計画、電気関連の保安業務、工事用電気設備の整備および試験が私の主な仕事で、現在は関東エリアで稼働中の物件を1件、計画中の物件を3件担当しています。
まず仮設電気の計画では、作業所の電力工程表を作成し、仮設電気の引き込み計画や解体計画を立てます。次に電気関連の保安業務では、作業所の電気使用状況の確認・巡回のほか、社内研修や感電体験の講師を務めることも。最後に工事用電気設備の整備および試験として、仮設キュービクル(発電所から送られてくる電気を受け取って変圧・配電するための設備)や各種分電盤の保守を行います。着工前から竣工まで、常に作業所のためになるサポートを意識しています。
自分が作品づくりの
私は以前、作業所のタワークレーンや仮設エレベーターを組み立てる部署で働いていました。作業所に常駐しているわけではないため、少し日を置いて現地に行くと、以前より工事が進み(建物が完成に近づく)を目にすることになります。あくまで仮設は仮設で、竣工時に形に残るものではありませんが、自分が作品づくりの一端を担っていると実感することができ、モチベーションアップにつながりました。
作業員は自分の親ほどの年齢で経験も豊富です。もしかしたら「若くて頼りないな」と思われていたかもしれません。それでもなんとか喰らいつき、一緒に試行錯誤しながら組み立て作業を行ったので、完成時は喜びもひとしおでした。
機械に関わる相談を
竹中工務店の若手社員は、複数の部署をローテーションした後で本配属となります。私自身、経験不足を痛感する日々ですが、まずは各部署でさまざまな知識とスキルを身につけ、それらを自分が進むべき道で確実に発揮できるようにしたいと考えています。今はまだ機械の組み立てと解体が少しできるくらいのレベルでしかありません。機材センターの担当者として、全店全作業所の施工をサポートできるように業務領域を広げていきます。
自社内に機械部門があるのは、竹中工務店の強みのひとつ。機械に関わることは機材センターの担当者に相談すれば大丈夫、さらに言えば、西山に頼めば必ずなんとかしてくれる、と思ってもらえるのが理想の姿です。
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私の好きな竹中作品
THE THOUSAND KYOTO
JR京都駅前にあるTHE THOUSAND KYOTO(ザ・サウザンド京都)です。茶室のような引き算の美しさ、京町家に活きる家や道具の機能美、自然との調和がテーマとなっていますが、私にとっては新社員時代に配属された作業所で、多くの人と協力をしながら建物を完成させる喜びを感じさせてもらった思い出深い作品です。
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OFFの過ごし方
私は高校時代、サッカー部に所属していました。公立校ではあるものの、部員数は約70名、Aチームのほかに複数のカテゴリーチームがあります。縁あってそのサッカー部のコーチを務めることになりました。週末は現在住んでいる千葉から地元の宮城まで行き、後輩たちを指導しています。全国大会出場が今の目標です。