植田 彩

Interview 03

建築技術(プロダクト(施工図))

植田 彩

2017年入社 生命環境学部 環境デザイン学科卒

仕事に対する誇りを肌で感じた

最初の志望動機はとてもシンプルなもので、私自身が空間や意匠デザインが好きだと思う建物を、ほとんど竹中工務店が設計・施工していたからです。就職活動の際には、施工者のこだわりやプロフェッショナルな部分に触れ、仕事に対する誇りを肌で感じました。そして、作品主義という考え方に共感し入社を決意しました。

着工前に問題点を抽出し解決する

現在私はプロダクト部に所属し、建物の着工前および期中の作り込み作業を行っています。設計図をもとに、3次元モデルを構築するBIMツールを用いて配筋の納まりを検討したり施工図を作成したりするのですが、設計者と施工者間に入りそれぞれの想いを形にする橋渡し役を担います。
そこで重要になってくるのは、着工前にいかに問題点を抽出し解決できるか、ということです。当然のことですが、配筋の納まりが悪ければ、次の工程には進めません。作業所での調整やトラブルを少しでも軽減し、品質確保や生産性向上につなげることが私のミッションです。このような工程で取り組むことができるのは、設計施工一貫体制を敷く竹中工務店だからこその強みだと思っています。

地域に貢献できていると実感できた

私は以前施工管理者として、大阪・天王寺のてんしば i:na(イーナ)で解体工事から新築工事竣工まで一貫して携わりました。自分が深く関わった作品に、多くの人たちが遊びに来てくれているのを見るとやはりうれしいです。特に私にとってそこは昔から馴染みのある地域なので、感激もひとしおでした。
正直なところ、施工当時は日々新しい知識を習得することに精一杯で、ただただいいものを作りたい、という思いだけで過ごしていたと思います。しかし、訪れた人の笑顔を目の当たりにし、地域に貢献できていると実感できたことで、仕事や会社、作品に対して誇りを持てるようになりました。今後も一技術者として、その誇りを持ち続けられるようにしたいです。

フロントローディングへの参画に貢献

これまで配属された作業所では経験できなかった工種の施工図に触れ、施工の知識を深めていくことが直近の目標です。そして、設計施工一貫体制の竹中工務店だからこそできるフロントローディング(製造の工程において前倒しが可能な工程を初期段階で行うこと)への参画に貢献できる人材になりたいと考えています。
また、自身が描くキャリアプランの中でどの方向に進んだとしても譲れないものがあり、それはワーク・ライフ・バランスの充実です。働き方の選択肢はたくさんあるので、自分自身のライフステージに合わせてしっかりと見極められるようにしたいです。

パーソナル
  • 私の好きな竹中作品

    大阪木材仲買会館

    デザイン性の高さはもちろんのこと、当時最先端だった耐火集成材・燃エンウッドが用いられています。意匠性と構造性能を両立している点が素晴らしいなと、まず感じました。また、見学時にはそこで実際に働いている大阪木材仲買協同組合の方にもお会いしたのですが、細かい納まりについて誇らしげに語られていたのが印象的でした。

    大阪木材仲買会館
  • OFFの過ごし方

    日常生活で何か物足りないなと感じたときは、旅行に出かけるようにしています。京都などの寺社仏閣を巡ったり、旅先のご当地グルメを味わったりと、心とお腹を一緒に満たすのが目的です。また、岩盤浴に行くことも多く、たっぷりと汗を流してデトックス効果を感じながら、翌日からの仕事に臨むようにしています。

    OFFの過ごし方