充実した社員教育制度

充実した社員教育制度

キャリアプランの実現や
成長への意欲に応える多彩な制度。

竹中工務店では、社員一人ひとりのキャリアプランの実現を後押しするさまざまな人材育成制度を整えています。より専門性の高い知識や経験の習得、海外のビジネスでの活躍を目指した幅広い研修、海外留学で専門分野を学習できる制度など、自ら設定した課題に取り組み、夢を叶えようと努力を続ける先輩社員の声をご紹介します。

社内公募研修制度

自律したキャリア開発が行えるよう自ら手を挙げチャレンジできる公募制の研修制度として「技術研究所研修生制度」「国際ビジネス研修生制度」を導入しています。

  • 技術研究所研修生制度

    技術研究所研修生制度

    建設技術の高度化に対応するため、1959年より毎年、本・支店からエントリーのあった技術系社員を選考し、技術研究所で2年間の実習と研究を行わせて、設計、施工の中核となる人材を育成しています。

    1. 地下工事の専門知識を磨き上げ、
      都市開発の大規模プロジェクトでの活躍していける人材に。

      建築物の基礎である杭を撤去した跡をセメント未使用で埋戻す方法の研究や根切り工事の近接影響検討ツールの開発等の自主テーマの取り組みの他、近接施工時の影響検討や高度な地下工事に関する技術検討などの現業支援を行っています。

      近年、市街地での既存建物を解体して、新築する大規模な再開発プロジェクトが多く、地下鉄や周辺建物と近接している条件下など難度の高い大規模・大深度地下工事を安心・安全かつ合理的に実現できる技術力が求められています。技術研究所研修生制度を利用したのは、都心部の都市機能に影響を与えることなく地下工事を実現するためには、より高度な地盤・基礎分野の専門知識が必要であることを強く感じていました。また社内外で幅広い人とネットワークを形成することで、お客さまにより的確なソリューション提案を行い、竹中工務店の技術力に他社との違いを生み出していきたいとも思うようになりました。

      研修を通して、地下工事に関する専門知識の深耕と分析・解析方法、論理的な思考と提案力、課題解決能力を修得、中核エンジニアとしての総合力を高められていると感じています。

      今後は、本格化する再開発事業のプロジェクトにおいて、地下工事計画の主担当者として活躍していきたいと考えています。将来的には研鑽した地下工事の専門知識や最新材料・工法技術に関する知見を軸にして、広い視点を持ち、建設業界全体の魅力向上、持続可能な社会をつくる竹中工務店を代表する人材になりたいです。

      技術研究所

      安部 良

      • 2018年入社
      • 人間環境学府 都市共生デザイン学科専攻卒
      安部 良
  • 国際ビジネス研修生制度

    国際ビジネス研修生制度

    多様化する国際業務に対応するため、国際事業推進の中核となる人材を計画的に育成していくもので、1978年より国際支店ならびに海外現地法人において、1年間海外での実務研修を中心とする実践教育を行っています。

    1. グローバルな視点と柔軟な対応力を養い、
      竹中工務店の国際化に貢献していきたい。

      現在、ふたつの台湾の半導体製造会社の新工場新築工事プロジェクトに携わっていて、ひとつは工事長として従事計画から完了検査まで対応しました。もうひとつは着工直後のプロジェクトでプロジェクトマネージャーとして参画しています。両プロジェクトとも半導体製造工場の新築工事であり、大規模空間と超短工期が特徴です。国内では経験できない大胆な工事計画や海外独自の工法、さらにデジタル技術の活用など、日々新たな課題に挑戦しています。

      グローバル化が進む近年、国際的な企業間交流が活発化していると感じています。今後の海外勤務や外国企業との協業の機会の増加を見据えると多様な文化背景を持つ人々とのコミュニケーション能力が重要になると考えています。そういった中で、自らをより成長させることに挑戦をしたいと思い、言語の壁を乗り越えながら、ゼロからスタートしていける海外研修制度の利用を決意しました。

      当社の海外研修制度の中にあるアメリカの語学学校での生活は、英語を学ぶこととともに現地での経験を通じて様々な人種、年齢、価値観の違う人々と出会い、価値観を共有することで、国際的な視野を学ぶことができ、非常に有意義な時間を過ごすことが出来ました。現地実習では自分の考えを英語で表現することに苦労しましたが、その経験があったからこそ、コミュニケーション能力を高めることができたと感じています。研修は語学だけでなく、異文化の理解を深める絶好の機会にもなったと思っています。

      海外での勤務において、研修や勤務経験を通じて、コミュニケーションの重要性をより認識するようになり、打合せに向けての事前準備の徹底、説明が本当に伝わるものになっているかを確認することを大切にしています。また多様性への理解と対応力も向上したと思っています。各国のスタッフとの協働を通じて文化や価値観の違いを尊重し、柔軟に対応することが、グローバル化していくこれからのプロジェクトでも必要になってくると考えています。

      今後は、現在のプロジェクトを進めていく中で、マネジメント能力やコミュニケーション能力を向上させることを目指していき、最終的には国内外を問わず、物件や顧客のニーズに対応して、プロジェクトを先導できる人材になっていきたいと思っています。

      シンガポール竹中 UMCシンガポール新工場作業所

      中西 亮介

      • 2009年入社
      • 工学部 建築学科都市計画専攻卒
      中西 亮介
    2. 研修を通して広がる視野と広範な業務への挑戦
      国内、海外で組織の成長を担える役割を果たしていきたい。

      研修生として赴任したセルビア支店で、管理部門の副部門長として勤務しています。海外支店の管理担当は総務・経理・人事だけでなく、工務や営業そして経営と、支店における事務的な課題の解決に向けて幅広い分野での業務が求められます。

      海外での勤務は学生時代から漠然とした希望は持っていましたが、以前に海外業務を担当する行政機関に出向し、国際業務のダイナミックさを知り、そのような環境に身を投じたい、竹中工務店の海外事業拡大に携わりたいと思うようになり、国際ビジネス研修制度の利用をすることにしました。

      研修期間は、ミシガン州立大学での約3か月の海外英語研修において、平日は朝から夜まで英語の授業、そして授業後には予習・復習と受験生並みの勉強量があります。もちろん、授業だけでなく、現地の建設現場の見学や小学校を訪問しての日本文化の紹介など、滞在期間中の生活すべてが、とても視野が広がるチャンスとなります。

      それらの経験を通して、語学力がついたことはもちろん、異文化コミュニケーションにおいては、相手への好奇心やリスペクトを持ちながらも自らの意見や考えをしっかりと主張することが重要だと学ぶことができました。

      海外英語研修後は、約半年間の海外現地法人での実地研修となりますが、現地法人においては、日々新たな課題や判断が必要となる場面に直面します。自身だけでは判断できないことも多いため、英語研修で学んだことを心がけて、現地スタッフと共に課題解決に励んでいます。

      この研修期間で学んでいることは、今後の海外駐在における業務・生活の土台に必ずなると感じています。

      直近の目標としては、現在赴任しているセルビアにおいて当社の作品を作り上げるための基盤となる支店組織を、ルール整備や仕組み化によって現地スタッフと共により強靭な組織にしていきながら、管理担当として組織課題に対応できる能力を養っていきたいです。そして、将来的には海外駐在と国内管理部門の業務を繰り返していくことで、それぞれの国内、海外の組織成長に貢献していくようなキャリア形成を目指しています。

      ヨーロッパ竹中 セルビア支店

      小野寺 淳

      • 2016年入社
      • 経営学部 国際経営学科専攻卒
      牧田 怜那

海外留学制度

社員を計画的に海外の大学院、研究機関、会計事務所、設計事務所等に留学させ、海外知識の吸収、国際的視野の養成を図るとともに、経営管理、設計、施工、技術などの諸分野に関する研究を行わせるため、1961年より実施しています。

2009年以降 ※一部抜粋
  • 国際建築(イギリス・大学院)
  • 国際法務(アメリカ・大学院)
  • 国際財務(アメリカ・銀行)
  • 建築設計(アメリカ・大学院)
  • 建築設計(フランス・設計事務所)
  • 環境設計(アメリカ・大学院)
  • 材料研究(ノルウェー・大学院)
  • スマートコミュニティ(アメリカ・大学院)
  • 海外不動産運用管理(アメリカ・イギリス・企業)
  • 医療福祉(シンガポール・企業)
  • コンピュテーショナルデザイン(アメリカ・大学院)
  • 建設プロジェクトマネジメント(アメリカ・大学院)

資格取得支援制度

一級建築士をはじめ国家・民間資格の取得を、講習会や社内模試の実施により積極的に後押ししています。当社の一級建築士資格保有者は、同業の中でもトップクラスです。(2023年1月現在)

当社有資格者(抜粋)
  • 一級建築士(2,432名)
  • 一級建築施工管理技士(2,336名)
  • 技術士(192名)
  • 博士(120名)