DDを専門家が多角的にサポート
-ER(エンジニアリング
・レポート)-
ER(エンジニアリングレポート)
DD(デュー・デリジェンス)とは、不動産の取引時に実施される「資産査定」です。物理的調査、経済的調査、法的調査で構成され、対象となる不動産を専門家が多角的に調査・診断し、投資対象としての価値を適正に評価します。
ER(エンジニアリング・レポート)とは、DDのうち物理的調査の一環として実施されます。建物状況調査、地震リスク調査、環境リスク調査 等で構成され、書類、目視等から限られた情報のもと、スピーディーに中立的な目線により調査します。
竹中はERの作成から、DD業務全般のコーディネートまで幅広く対応致します。
建物のライフサイクルのあらゆる局面でDDをサポートします
建物の開発時、竣工時、運用時、リニュアルや建替時など、お客様の建物のライフサイクルのあらゆる局面で、不動産を戦略的に活用し事業を展開するために行われるDD業務を、ERをはじめとする当社の総合力でサポートします。
その背景には、金融商品としての不動産に対するCRE(企業不動産戦略)をはじめ、CSR(コンプライアンス)、BCP(安心安全)、SDGs(持続可能)、Long Life(長寿命化)へのニーズの高まりがあり、それらを評価するDDにおける信頼性の高いERへの期待の高まりがあります。
ERの先駆者として
竹中工務店は、ER業務に1990年代後半からいち早く取り組み、我が国の先駆者として信頼を培ってきたこと等が評価され、ERの発展や普及に向けた活動に主導的に取り組んでいます。
ERの調査メニュー
建物状況調査
建築・設備劣化診断
書類調査、建物目視調査、建物管理者インタビューにより診断し
ます。
修繕更新計画
建物の経年、工事履歴、劣化診断により、短中長期に発生する費用の
リスク算出します。
再調達価格
対象建物を現在の建設物価で新築した概算費用を算出し各種リスク検
討の指標とします。
遵法性調査
確認申請書類、建物目視調査により、建物の法令順守を確認します。
地震リスク調査
ERでは、地震リスクを経済的損失により評価します。その指標であるPML(予想最大損失率)を算出します。
PML(Probable Maximum Loss)
約500年に1回規模の大地震による建物の再調達価格に対する想定復
旧費用の割合です。
ポートフォリオPML
複数の建物群の地震リスクを、建物の分散によるリスク軽減を考慮し
て評価することができます。
環境リスク調査
ERでは、建物や土地に含まれる有害物質による健康被害のリスクとして環境リスク調査を実施します。
建物環境リスク調査
建物の有害物質(アスベスト、PCB、フロンガス等)の使用状況を確
認します。
土壌環境リスク調査
敷地の土壌汚染のリスクを、土地利用履歴調査により判定します。
環境リスク調査では、結果を踏まえ必要に応じて次フェーズ検体採取・分析調査まで実施します。
ERにより複数の不動産の再編などのお手伝いも可能です
お客様の複数の不動産の再編の検討として、使い続けるか、改修するか、建て替えるかの優先順位付け等のお手伝いをするとともに、具体的な実施計画、設計、施工まで一貫してサポートします。
そこに、竹中土木(土木分野)、アサヒファシリティズ(建物管理分野)等、竹中グループのソリューションを結集します。
私たちはお客様の良きパートナーとして、ERを活用した様ざまな調査・検討・提案が可能です。お気軽にご相談ください。