液状化対策
-コンパクト・
ジオラティス工法®-
液状化対策が可能な
「コンパクト・ジオラティス工法®」
近年の地震による液状化被害から、BCPとして既存建物や設備等への液状化対策を検討するケースが増えています。公共施設や生産施設などは機能の停止が困難なことから、「居ながらできる®」液状化対策として「コンパクト・ジオラティス工法®」を開発しました。
小型の施工機械を用いるため、建物内部や設備機器周りなどの狭小で高さ制限のある場所でも施工が可能です。
「TOFT工法®」のノウハウを活かし、建物や稼働設備への影響を最小限に対策
本工法は小型の施工機械を用いて格子状地盤改良を行う技術(TOFT工法®)※です。これまでに当社で多数の実績がある「TOFT工法®」のノウハウを活かして、最適な地盤改良の配置を決定します。
施工は事前に開けた小径の穴にロッドを挿入し、高圧で噴射したセメントミルクによって地盤改良を行うため、建物や稼働設備への影響を最小限に抑えることが可能です。
- セメント系の地盤改良工法である深層混合処理工法を使って液状化対象地盤を格子状に囲み、地震時の砂地盤のせん断破壊を防止することにより、構造物を保護し大変形を防ぐことができる液状化対策工法
コンパクト・ジオラティス工法®-矩形
柱列状に連続配置する円形の改良体を矩形にすることで改良体の本数を半分程度まで削減し,コストと工期を縮減します。
適用事例
これまでは約30mの大型掘削機で地面を掘り進める必要がありましたが、本技術では高さ2m程度の小型施工機により、建物に機能・使用制限などの影響を与えることなく施工することができました。
コンパクト・ジオラティス工法®-ECO
従来の「コンパクト・ジオラティス工法®」の施工性・品質を維持したまま排泥量を20〜30%削減可能な新工法※です。
本工法は、セメントミルクの噴射量を減らすことで排泥の発生量を抑制します。 このとき、排泥の流動性低下による排出不良や地盤隆起が懸念されますが、新開発の流動化剤を用いることで、砂質土や粘性土の土質を問わず流動性を確保しスムーズに排泥を排出することが可能となりました。
- ケミカルグラウト㈱と竹本油脂㈱との共同開発の成果です。(特許出願済)
関連リリース
2016.11.22 地盤改良技術「コンパクト・ジオラティス工法ー矩形」を開発
2012.04.23 「江東区役所本庁舎」で居ながらできる液状化対策「コンパクト・ジオラティス工法」適用