高層ビルや免震建物の巨大地震に対する備え-長周期地震動対策-
Solution
高層ビルや免震建物の巨大地震に対する備え
-長周期地震動対策-
長周期地震動の予測技術

超高層ビル、免震建物などの地震時にゆっくりゆらりと揺れる建物は、長周期地震動への対策が必要です。
当社は、地震記録に基づいた関東平野の詳細な3次元地盤モデル構築をはじめとする長周期地震動予測の高精度化を進めています。

関東平野の地盤基盤面の形状モデル

超高層ビルの制震補強技術

建物を使いながら施工できる既存超高層ビルの長周期地震動対策です。
TMD(Tuned Mass Damper) は積層免震ゴムの上に載せたおもりが、慣性力によって建物と逆方向に動くことで、地震によるエネルギーを吸収して建物の揺れを低減する機構です。
本デュアルTMDは、従来のTMDを改良し、揺れ幅によって2段階の機構を作動させるものです。
揺れ幅が小さいときは積層免震ゴムがおもりを支え、大きいときはリニアスライダーが支えます。これにより暴風時から長周期地震まで揺れを低減し、地震の後揺れ時間を半減します。

超高層ビルの制震補強技術