Solution
精緻な解析による建物や設備の被害予測
-TPAS・TRAIN®-BCP--
-TPAS・TRAIN®-BCP--
竹中PML解析シリーズ
竹中PML解析(TPAS −ティーパス−)シリーズでは、耐震診断結果に基づく予想最大損失率※(PML)評価や被害予測を行います。東日本大震災以後は、長周期地震動を考慮した立体架構モデルによる地震応答解析を行い、より精度の高い被害予測やPML評価も可能です。
この長周期地震動によるシミュレーションでは、躯体に加えシステム天井などの二次部材や空調設備などを含む被害を予測し、より正確な被害額とPMLを算出することが可能になりました。
- 予想最大損失率(PML:Probable Maximum Loss)
不動産売買や投資判断に当たり、対象に内在するリスクを事前に多角的に調査する「不動産デューデリジェンス」などで地震リスクを表す指標として使われる。今後50年間に10%の確率で発生するとされる大きな地震に関して、予想される最大の物的損害額を建物の再調達価格との比で示したもの。
J-REIT(不動産投資信託)など不動産取得の際に必要なER(エンジニアリングレポート)で行われる通常のPML評価では長周期地震動はほとんど対象外とされているが,長周期地震動は,デューデリジェンスのER作成に係るガイドラインでも,今後考慮すべき事項として挙げられている。
BCP地震応答解析システム「TRAIN®-BCP」
「TRAIN-BCP」は、設定した地震(断層)に対する建物の応答解析を行ない、構造躯体のほか非構造部材や機器・家財の損失額、復旧工事期間・休業日数などで被害を定量的に評価するシステムです。
BCP策定に重要な施設の地震被害を素早く定量的に推定し、被害軽減のための対策立案を支援します。