学校づくりの進め方

学校を取り巻く環境は大きく変化しています。新しい学校づくりを進めるためには、企画段階での現状調査や事例分析派などから解決すべき課題を整理するとともに、あるべき姿としての学校の将来構想を明確にし、それに沿った計画とすることが大切です。

学校づくりの進め方

学校ニーズの的確な反映

将来構想策定では、学校の建学の理念や教育方針、教育行政の変化とそれに伴う教育環境の変化、学校の財政の3つが大切な要素です。 私たちは、これらの3つの要素を大切にしながら、学校関係者へのアンケートやインタビューにより学内の施設ニーズや意見を伺い、学校の施設計画に必要な基本構想としてまとめ、施設に反映させていきます。 また、国などの補助金活用も含めた学校の事業計画についてもご相談下さい。

学校ニーズの的確な反映

建替プロセス策定のサポート

建替に際して大きな与条件となる建替プロセスについて、高い技術力でサポートします。

授業に支障なく校舎建替(独協中学・高等学校)

東京都心の閑静な住宅地にある中学・高校校舎の建替を行いました。難しい敷地条件の中で、学習環境低下の回避や経済性を考慮し、既存校舎を使いながら、新築と解体を繰り返して、3期にわたる工事を安全に進めることができました。

建替プロセス策定のサポート

居ながら免震増築(海城学園)

老朽化した校舎の建替に当り、既存校舎の上部に教室を増設するという構想に至りました。RC造の既存校舎の柱・梁に一体化させたRC造の柱・梁を増設、その柱上に、免震装置を設置した上でS造の増築部分を載せる構造としています。

海城学園
設計:竹中工務店(共同設計:前川建築設計事務所・横山構造事務所)

曳き屋技術による既存校舎の仮設校舎利用(光塩女子学院)

学校側の「プレハブ仮校舎を設置せずに生徒たちの思い出の校舎で卒業させたい」という強い想いに応え、歴史的建造物を残す為に用いられる「曳き屋」の手法を利用し、既存校舎(鉄筋4階建・2500t)を移動して、仮設利用しました。

光塩女子学院
設計:高垣建築総合計画 監理:竹中工務店
「曳き屋」手法