木造・木質の学校づくり
近年の学校づくりにおいて、木の空間が持つ「落ち着き」や「安らぎ」などの優れた特性が見直されています。また、CO2削減や国内林業保護の観点から、林野庁、文部科学省、国土交通省等が木材の積極的な活用に対する補助事業を設けています。
こうした社会の動きに対し、当社は独自に開発した耐火構造集成材「燃エンウッド®」や、木造の耐震壁を活用し、内外装の木質化と合わせた「木造・木質の学校づくり」に取り組んでいます。
木造・木質の学校づくり事例
木造の耐震壁による木質の学校づくり(武庫川女子大学文学2号館)
LVL(単板積層材)による木造耐震壁を用いたRC建物の耐震改修により、木に守られた校舎を実現しました。木造耐震壁を木目を活かした「あらわし」仕上げとし、直接木に触れられる、木の香りと温かみのある空間をつくりました。
木造耐震壁の設置
人力で搬入可能な木質材を用いた乾式工事のため、短工期で騒音が少なく、校舎を使いながらの改修が可能です。
- 「LVL」:繊維方向を鉛直方向とした板状の構造用単板積層材、「CLT」:繊維方向を直行させた集成材
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LVLの積層断面という特徴を生かした内装
エントランスホールや廊下、和室内装にも利用。
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LVLを用いた温かみのあるサイン
内装の端材LVLをサインとして活用。
内外装の木質化(龍谷大深草学舎1号館)
教室・講義室や講堂・礼拝堂に加え、廊下や共用部分など、学校校舎の様々な空間において木質化を行っています。
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大講義室の木質化
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共用スペースの木質化