環境と共生する施設づくり
地球環境の保全が課題となるなか学校教育でも環境問題が重視され、小・中・高の各教科で環境をテーマとした教育が行われています。
環境に配慮した学校施設「エコスクール」は、「環境負荷低減」と「環境教育の生きた教材」という二つの大きな効果が期待されます。
また既存の校舎に長寿命化改修を行い、「続けて使う」ことは環境負荷低減への効果も見込まれ、そのための国の補助事業も用意されています。
私たちは、地域の環境を活かし、環境負荷やコストを抑制した「エコスクール」を提案していきます。
エコスクールの実現
スマートコミュニティに貢献する学校づくり(立命館大学衣笠体育館)
複数のCO2削減技術を取り入れ、人・まち・地球のエネルギーを最大限に生かすサステナブルな環境配慮型施設を実現しました。建物の過半を地下化し、環境負荷の低減と景観配慮の両立をはかっています。
減築
旧体育館地上部の減築した部分を活用し、地域に開放された防災広場を整備。地下は耐震改修を行い活用。
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輻射空調
休憩ベンチに風の流れがなく、人にやさしい輻射式空調を設置。
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ライトウェル+トップライト
明かり採り窓により、地下3階まで光を届ける。
水の庭(水盤+太陽光発電)
地下化により発生した湧水を太陽光パネルの散水冷却、緑化灌水、屋上散水、中水に活用
児童生徒の環境意識の基礎となる学校づくり(プール学院中学校・高等学校)
土地の植生にもとづくビオトープを起点に「水の流れ」をつくりました。昆虫やめだか等に加え、渡り鳥の飛来も観測され、児童生徒の学習の生きた教材となっています。
井水・雨水利用による省水設計
浅井戸を掘削し、「水の流れ」の水源としている。また部分的に貯留可能な雨水槽をビオトープの補給水や外部散水、屋上散水等に利用する。
ビオトープや校舎を教材とした出前授業
小学生を対象とした当社社員の出前授業により、学外に対しても環境教材として利用。