-普及型ZEB-
エネルギー消費量を最小まで削減し、創エネルギーで自給する建物「ZEB(ゼロ・エネルギービル)」。CO₂削減目標の達成に向けて、早急なZEBの普及拡大が求められており、お客様の関心も高まっています。しかし、ZEBの事例には特別な技術や高額な設備を用いたものが多く、多くの事業者にとってZEBは手が届きにくいものでした。
そんなコスト面の課題をクリアするべく、竹中工務店が推進する取り組みが「普及型ZEB」です。汎用性の高い既存技術を使ってコストを抑え、シンプルな設備構成にすることで運用・管理コストも抑えることが可能になりました。
普及型ZEBを支える主な技術
下記のような技術を使って経済的に省エネ・創エネを図るだけでなく、眺望・採光・開放感、動線や照明にも配慮した設計にすることで、快適なZEBオフィスを実現します。
外部の熱負荷削減 | 高断熱外壁パネル 外気導入制御 |
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内部の熱負荷削減 | LED照明 昼光制御 |
空調効率を高める | 導入設備の容量の適正化 高効率機器 屋外機を散水冷却 雨水利用 |
創エネ | 太陽光発電 |
エネルギー最小化 | 空調と照明の在室検知制御 |
ワーカーのエコ意識向上 | エコサイン(省エネ達成度の見える化) |
【事例】テイ・エス テック本社ビル
従来、一般ビルをZEB化する場合、多大なコストが掛かっていましたが、本建物は一般ビルの建設費以下のコストで、快適性と省エネ性が両立するZEBを実現。建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)でNearly ZEB(ニアリー・ゼロ・エネルギービル:ZEBの一歩手前)の認証を取得しました。
年間一次エネルギー消費の削減量は、設計値で約79%。さらに運用開始後の実績値は約88%(※2)となり、実績値でNearlyZEBの基準を満たしています。
- 2 2019年4月~2020年3月
第三者認証
・建築物省エネルギー性能表示制度(BELS) Nearly ZEB取得
・CASBEE埼玉県(埼玉県建築物環境配慮制度) Sランク取得
受賞
・2019年度「省エネ大賞」 経済産業大臣賞
・第8回カーボンニュートラル賞 大賞
竹中工務店のZEB
竹中工務店では、ZEBを社会に定着させるべく継続的に技術開発に取り組んでいます。ZEBはもちろん、Nearly ZEB(ニアリー・ゼロ・エネルギービル)、ZEB Ready(ゼロ・エネルギービル・レディー)、さらにPEB(ネット・プラスエネルギービル)などの実績を数多く輩出し続けています。
竹中工務店は、「ZEBプランナー」に登録しています。ZEBは、脱炭素やSDGsへの対応はもちろん、事業者側にもコストや快適性などさまざまなメリットがあります。メリットを最大限に引き出すご提案をさせていただきますので、ZEBをご検討の際は、ぜひ竹中工務店にご相談ください。
2025 年ZEB プランナー受注⽬標
2025年度に⾃社が受注する設計・コンサル業務のうち、ZEB が占める割合を50%以上にする
2023 年度ZEB 受注実績※(当社設計)
- ZEB プランナーの定義に基づく。⼯場等、住宅を除いた件数。
新築 | 2,000 ㎡未満 | 1 件 |
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2,000 ㎡以上10,000 ㎡未満 | 5 件 | |
10,000 ㎡以上 | 4 件 |